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楽者さんからの取材リクエスト

コンビニで見かける「ミニ スナックゴールド」パン、大きいのになぜ「ミニ」?



あんパンより大きいのに……ミニスナックゴールドはなぜ「ミニ」か

山崎製パンに聞きました。

「ミニなのにデカい」とたびたび話題になる「ミニスナックゴールド」
「ミニなのにデカい」とたびたび話題になる「ミニスナックゴールド」 出典: 山崎製パン

目次

取材リクエスト内容

コンビニやスーパーにあるパンのスナックゴールドですが大きいのに何故ミニと入ってるのか知りたいです。 楽者

記者がお答えします!

 コンビニやスーパーなどで一度は目にしたことがあるはずの菓子パン「ミニスナックゴールド」。山崎製パンのロングセラー商品ですが、ツイッターでは定期的に「ミニなのにデカイ」というツッコミが上がります。あんパンより直径は大きいのに、「ミニ」がついているのはなぜか。山崎製パンに聞きました。

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「金メダル級大ヒット」願って誕生

 ミニスナックゴールドは、スナックパン界の“金メダル級大ヒット!”を願って1970年に誕生しました。学生を中心に人気があり、昨年の生産個数は約3000万個。山崎製パンの全パン部門の中で、年間売上30位以内に毎年入っています。

 パンはサクッとした食感のデニッシュ生地を手作業でうずまき状に成形。ストライプ状にかかったシュガーも人気を支えています。気になる大きさは直径約18cm。あんパンやメロンパンなどの定番よりも、直径は二回りほど大きいそうです。

ミニスナックゴールドは昨夏の「菓子パン人気投票」でも2位に
ミニスナックゴールドは昨夏の「菓子パン人気投票」でも2位に 出典:山崎製パン

最初は「スナックゴールド」 その後「ミニ」も

 ではなぜ、「ミニ」を冠したネーミングになっているのか。山崎製パンの広報担当者は「関東と関西で発売時期が違ったことが背景にある」と話します。

商品統一でボタンの掛け違い

 ことの発端は1968年までさかのぼります。関東地区で発売されたのは「スナックゴールド」でした。その後、関西地区では「スナックゴールド」を小さくした「ミニスナックゴールド」が発売されました。

 そして、1970年。関東と関西で統一の商品を発売することになりました。大きさは「スナックゴールド」のサイズが採用されましたが、商品名は「ミニスナックゴールド」に。ここでボタンの掛け違いが起きました。

ミニスナックゴールドの製造風景
ミニスナックゴールドの製造風景 出典:山崎製パン

「当時の資料が……」

 しかし、その肝心な理由について「当時の資料が残っていないため、わかっていません……」と担当者。社内の他の方にも聞いてもらいましたが、有力な説もないそうです。

 山崎製パンにもネーミングに関する問い合わせが年に数件あるとのこと。まさに、半世紀近くに渡るミステリーです。最後に大きさやネーミングの変更予定を聞くと、担当者は「今のところありません。関心を持ってもらえているのはありがたいことなので、これからも美味しい商品を提供していきたい」と答えました。

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