IT・科学
お見合いアプリ、男女比を比べてみると…2倍の開き 利用頻度でも差
お見合いアプリで気になるのは、男女や年代の比率。調べてみると、アプリによって差があることがわかりました。
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お見合いアプリで気になるのは、男女や年代の比率。調べてみると、アプリによって差があることがわかりました。
結婚を考える人にとって、一つの選択肢になりつつあるお見合いアプリ。スマートフォンなどでは、様々な機能を売りにしたサービスを利用することができます。そんなお見合いアプリで気になるのは、男女や年代の比率。調べてみると、アプリによって差があることがわかりました。
フェイスブックを使ったお見合いアプリは、実名で交流する人が多いことから、信頼性の高さを売りにしています。年収や職業、身長など、自分が希望する条件で相手を絞れる機能があるアプリも少なくありません。
調査は、ソフトウエア開発のFULLER(フラー)社がアンドロイド端末のユーザー約10万人のモニターから収集したデータを元に分析しました。
調べたのは国内大手の三つのアプリ「ペアーズ」「タップル誕生」「Omiai」です。
女性の比率が1番多かったのは「ペアーズ」の32.18%でした。2位は「タップル誕生」の28.62%。3位は「Omiai」の14.49%でした。1位と3位の間には2倍以上の開きがありました(数値は2015年8月のもの)。
どれくらいの人がインストールした後、放置せずに、使い続けているかを月間アクティブユーザー(MAU)の推定値から見てみました(数値は2015年8月のもの)。
その結果、MAUが最も高かったのは「タップル誕生」の10万8589MAUでした。2番目は「ペアーズ」の9万6234MAU。3番目は「Omiai」の3万4130MAUでした。
女性が一番、使っている時間帯はどこか。それぞれのアプリからサンプルのユーザーを抽出し、時間帯別の使っている人の割合(アクティブ率)を調べました(数値は2015年8月のもの)。
全体的な傾向として、アクティブ率の山は三つありました。「8時」と「正午」と「22時」です。まず朝起きた後と思われる8時に向けて数値が高くなっています。その後、数字は下がっていきお昼休み付近に再び山ができます。各社とも仕事終わりの18時ごろからアクティブ率が高くなり、22時ごろにピークを迎えています。
「ペアーズ」は平日だと8時が最も多く32.2%。21時から23時も20%を超えています。休日は8時が最も多く25.9%でしたが平日ほど時間帯による差はなく23時まで10%以上のアクティブ率を維持していました。
「タップル誕生」は平日だと22時が最も多く35.3%。特に21時から23時は30%を超えていました。また正午の山が大きく22.3%ありました。休日は23時が最も多く、21時から23時が30%を超えていました。
「Omiai」は平日だと8時(18.2%)と22時(17.2%)が高く、18時から23時までは10%以上のアクティブ率でした。休日は8時が21.1%と最も高い数値でした。
年代別の傾向を見ると、女性では三つのアプリとも最も多いのは20代でした。特に「ペアーズ」の20代は24%。次に20代の女性が多いのは「タップル誕生」で17.08%。「Omiai」の20代女性は8.53%でした(数値は2015年7月のもの。全ユーザーを「10代」「20代」「30代」「40代」「50代」の男女、計10グループに分け、それぞれが全体に占める割合を算出)。
男性のユーザー層は20代と30代が中心でした。「タップル誕生」は20代の男性が多く40.46%いました。「Omiai」は20代、30代の男性がそれぞれ30%を超えていて40代も18.26%でした。
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