お金と仕事
「ことでん」災害ページが話題 震えて泣くイルカの「悲しい過去」
高松琴平電気鉄道(香川県高松市)こと「ことでん」のホームページが話題になっています,,,,,
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高松琴平電気鉄道(香川県高松市)こと「ことでん」のホームページが話題になっています,,,,,
高松琴平電気鉄道(香川県高松市)こと「ことでん」のホームページが話題になっています。今回の台風15号接近に伴い、災害時用の画面に切り替えた際に現れたのはイルカの「ことちゃん」。震えながら涙する姿が「可愛すぎる」と評判になりました。ところで、高松とイルカは何の関係があるのでしょうか? そこには、かつて民事再生法の下で経営再建した際の、つらい思いが込められていました。
災害時用に切り替わったのは25日朝の5時間ほどで、ことでんとしては初めての試みでした。7月に台風が接近した際、アクセスが殺到してホームページにつながりにくい状態になったことを教訓に、鉄道とバスの運行状況、通常のホームページへのリンクだけを貼った簡易ページを表示させることで、つながりやすくしたのです。
この際、画面に大きく表示された画像が、ことでんのキャラクター「ことちゃん」でした。申し訳なさそうに震えながら涙する姿が「可愛い」「ことちゃん愛してる」などと話題になりました。
台風など災害時にアクセスを安定させるためにこうなることがあります。ごめんなさい。 RT @koj8580: ことでんのトップページが可愛いwwww pic.twitter.com/Ue1QiskJqp
— ことちゃん (@irucakoto) 2015, 8月 24
総務部の担当者は「電車が遅れて、ご迷惑をおかけして申し訳ないという気持ちと、見た方の気持ちが少しでも和んでいただければとの思いから、あの画像を掲載しました」と話します。
ところで、なぜ、ことでんのキャラクターがイルカなのでしょうか? 担当者は「県内に日本ドルフィンセンターというイルカとふれあえる施設はありますが、違う理由なんです」と話します。
詳しくは、ことちゃん自身がツイッターでつぶやいています。
ことでんがかつて経営破たんしたときに、地域の人に、ことでんはいるか?と聞きました。そのときに厳しいご意見をたくさん頂きました。その時の気持ちを忘れず、地域とともに歩む鉄道会社であるためにイルカにしたと上司がいっていますことこと。 RT @aosi_tm 何でイルカなんですか?
— ことちゃん (@irucakoto) 2013, 8月 21
2001年12月7日、高松琴平電気鉄道は高松地裁に民事再生法の適用を申請しました。債務保証していた子会社が倒産したあおりを受けたのです。そこから経営再建を図り、愛称を「琴電」から、ひらがなの「ことでん」に変えました。
その際、新キャラクターとして「ことちゃん」が誕生したのです。「ことでんはいるか?(琴電は必要か?)」 その問いかけを忘れないようにと生まれたのが、イルカのことちゃんだったのです。
そんなことちゃんの涙が話題になったことについて、担当者は「ことちゃんを通じて高松を、そして香川を知ってもらい、足を運んでもらえるよう、これからも頑張っていきたいです」と話します。
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