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動物園でゴキブリ展、ふれあい体験やレースも 「プラスの印象を」
山口県にある周南市徳山動物園で18日から、ゴキブリの特別展が始まります
山口県にある周南市徳山動物園で18日から、ゴキブリの特別展が始まります。その名も「夏だ!!ゴキだ!!ごきぶり展」。世界のゴキブリおよそ15種類100匹以上が展示され、ふれあい体験やゴキブリレースが開かれます。日本では嫌われ者ですが、世界ではペットとして飼う人もいるというゴキブリ。企画担当者は「展示を見てプラスイメージを持っていただけたら」と話します。
(この先、ゴキブリの画像が登場します。苦手な方はご注意ください)
特別展のメインは世界のゴキブリ展示で、3億年以上前のゴキブリの祖先の化石も展示されます。加えて、ゴキブリ捕獲用の巨大なワナをイメージした箱の中に入ってゴキブリになりきる体験ゾーンや、直接手でさわれるふれあいコーナーも。体験できるのは「マダガスカルオオゴキブリ」で、大小さまざま準備されていて、大きいものは7センチほどになるそうです。
週末にはゴキブリ5匹によるレースも開催。1位を予想するイベントですが、レース用のレーンにはフタがしてあるため飛び出して逃げてしまうことはないそうです。
なぜゴキブリ展なのか? 企画したのは、ゴキブリが大嫌いだという転(うたた)裕美さん。普段はペンギンなどの飼育を担当しています。
きっかけは、昨年・一昨年と夏に実施したヘビやクモ、ムカデなどを集めた展示でした。気持ち悪いといわれることが多い生物を「肝試し」と銘打って展示したところ好評で、その中でもゴキブリの反応が多かったため、今回は単独で展示することを決めたそうです。
「ゴキブリは世界に4000種類以上いるとされていて、主に森に住んで動物の死骸や枯れた植物などの分解者としての役割をしています。日本では嫌われる存在ですが、展示を通じて生態を知ってもらい、少しでもプラスのイメージをもっていただけたらうれしいです」と転さんは話します
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期間は8月31日まで。この夏、あなたのゴキブリに対するイメージが変わるかもしれませんよ。