IT・科学
悪質!父の日詐欺、ネットで横行 標的は「いたいけな新社会人」
父の日を悪用した詐欺サイトが目立っています。ネット詐欺に不慣れな新社会人の懐を狙うという悪質な手口が横行しているようです。
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父の日を悪用した詐欺サイトが目立っています。ネット詐欺に不慣れな新社会人の懐を狙うという悪質な手口が横行しているようです。
父の日を悪用した詐欺サイトが目立っています。調査会社によると、母の日の時期も似たようなサイトが増えたそうです。ネット詐欺に不慣れな新社会人の懐を狙うという悪質な手口。季節イベントに便乗した「季節性ネット詐欺」が横行しているようです。
ソフトバンクグループのBBソフトサービスがまとめた「インターネット詐欺リポート」によると、同社が検知した5月のインターネット詐欺の総検知数は86万8,480件でした。
最近はアドネットワークという、自動的に表示される広告欄に、詐欺サイトが掲載されるケースが増えているそうです。同社では「海外のアドネットワークは、国内に比べて審査が厳しくないので、注意が必要。サイトの訪問履歴をたどって、何度も同じ広告を表示させるリターゲティング広告の手法も盛んになっている」と注意を呼びかけています。
5月になって増えたのが、父の日に便乗した偽販売サイトでした。腕時計や財布などの高級ブランド品を格安で購入できるように装う偽販売サイトが複数検知されました。
標的は、初めて給料をもらったり、自分のカードを持ったりするようになった、新社会人だと見られています。
同社は「父の日のような季節性のあるイベントを悪用することで、ネット詐欺に対する予備知識がない新社会人など若年層の新しい標的を獲得するのが目的ではないか」と分析しています。
実際、4月は母の日を悪用した偽販売サイトも検知されています。
今後、増えてきそうなのが雨傘や長靴など、雨関連のアイテムです。手口として気を付けたいのが「20%~30%オフ」といった、しんぴょうせいのありそうなうたい文句です。最近では、「シャネル80%引き」などのような、極端な表現は怪しまれるのを見越して、現実味のある文言で誘う例が少なくないそうです。