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英国人の日本文化論が「正しすぎる」「ぐぅの音も出ない」と話題に
ある英国人が語った着物についてのご意見が正しすぎて「ぐぅの音も出ない」とネット話題になっています。
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ある英国人が語った着物についてのご意見が正しすぎて「ぐぅの音も出ない」とネット話題になっています。
日本の伝統衣装「着物」。専門店で買うと、数十万円する場合も多く、その値付けをめぐって議論があります。日本文化に詳しい英国人で、小西美術工藝社のデービッド・アトキンソン社長に聞きました。
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お茶をやっているので、着物は何着か持っていて、度々着ます。着方は、本を見ながら自分で覚えました。決して嫌いではありません。着物を日本人があまり着ないのは損しているなとも思います。
でもね、この前も新しく一式そろえたら、50万円。高すぎますよ。全然納得できません。反物の原価が数万円の一般的な着物で、この値段はありえない。
この非合理性は伝統産業一般に見られます。例えば漆器の「おなつめ」でも、原価10万円のものを平気で130万円で売っている。他にいくらでも代用品がある時代に、これで売れるはずがありません。供給者の理屈ばかりが先行して、消費者の視点がない。
私が文化財の建築修繕を行う今の会社に来たとき、社員は国から仕事が来るのを、ただ待っていました。今は神社仏閣に営業に行きます。努力せず、伝統だから保護してくれというのは、おかしい。日本に何千万人もいるサラリーマンは、やりたくないこともやって給料をもらっている。歌舞伎だって、役者が毎日のようにテレビに出て営業しています。
そもそも伝統が伝統になる前は、ちゃんとビジネスになっていたはずなんです。消費者の意向を探り、自ら変わり続けた。だから伝統になれた。着物が存続するためには、真っ当なビジネスにするしかありません。もっと価格を下げて、手に取りやすい着物を増やす取り組みが、最低限必要だと思います。
(聞き手・田玉恵美、朝日新聞日曜版「グローブ」から)
<デービッド・アトキンソン>1965年、英国生まれ。87年にオックスフォード大日本学科を卒業し、90年に来日。99年に裏千家に入門し、06年には茶名『宗真』を拝受した。米証券大手アナリスト時代は、日本の金融行政を厳しく批判し続けたことで知られる。2009年、「小西美術工藝社」に転身。近著に『イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る』。
小西美術工藝社は文化財などの修理、施工を行っています。漆塗、彩色、金具、金箔押等、装飾技術を合わせ持つ唯一の会社です。
読んでいて頷いたのはこの人の意見。流石 pic.twitter.com/PWGtofI1QP
— きつり (@kizury) 2015, 2月 28
ぐうの音もでない:http://t.co/IWzlGc3xsL
— コシミズモトヒロ (@chorilolila) 2015, 5月 7
http://t.co/UXaPOm5jto #withnews 基本的に着物って1代だけで使うもんじゃないんだよ。子に受け継ぐの。余裕で100年200年持つ。なので高いし昔から平均2着とかそんななの。むしろ時代が変わって消えたのは着潰す感じの安い方。普段使いしなくなったからね
— はるうみ (@_haruumi) 2015, 5月 8
サヴィル・ロウの名門でフルオーダーでスーツつくったらおいくらくらいなんでしょうね。どちらもビジネスとして成り立ってるんじゃないでしょうかね。 / “英国人の日本文化論が「正しすぎる」「ぐぅの音も出ない」と話題に - withnew…” http://t.co/AIxBkawDUH
— 伊坂一馬 (@Ithaca_Chasma) 2015, 5月 7
正しすぎるという意見には賛同できない。伝統存続は職人への報酬あってこそ。価格決めは複雑。全てひと括りに論じられていることに違和感☆英国人の日本文化論が「正しすぎる」「ぐぅの音も出ない」と話題に - withnews http://t.co/P8673AzB0w #withnews
— 松本浩 Hiroshi.M (@Japan_Meister) 2015, 5月 8
ユニクロが着物を出せばいいんだ。(んん?それっていけるんじゃね?):
英国人の日本文化論が「正しすぎる」「ぐぅの音も出ない」と話題に
http://t.co/3WaLpCZa3f
— mer2 (@_mer2) 2015, 5月 8
着物はスタイルだから。生地なんてどんなものがあっても良い。そしてメーカーは安い着物を開発したりとか頑張ってはいるけどね。一部の着付教室なんかも問題かもしれないよ → 英国人の日本文化論が「正しすぎる」「ぐぅの音も出ない」と話題に http://t.co/ujWNqT197W
— トオル (@maguroku) 2015, 5月 8
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