感動
「死なずに逃げろ」 いじめられてる君に告ぐ 劇作家・鴻上尚史
「あなたが今、いじめられているのなら、今日、学校に行かなくていいのです」
川崎市の中1男子(13)が殺され、同じグループだった18歳の少年ら3人が殺人容疑で逮捕されました。いまだに子どもたちの間で暴力やいじめがなくならない一方、スマートフォンの普及などで大人が問題に気づきにくくなっています。
いじめられている子どもたちは、どう身を守ればいいのか--。そのヒントになりそうなメッセージがネットで拡散しています。
メッセージは、劇作家の鴻上尚史さんが2006年に新聞紙上に書いたもの。10年近く前の文章ですが、ツイッターなどで再び拡散し、「学校でいじめられてるならぜひ読んで欲しい」「これで私も救われた」といった声が相次いでいます。
以下が、鴻上さんのメッセージです。
あなたが今、いじめられているのなら、今日、学校に行かなくていいのです。
あなたに、まず、してほしいのは、学校から逃げることです。逃げて、逃げて、とことん逃げ続けることです。学校に行かない自分をせめる必要はありません。大人だって、会社がいやになったら、会社から逃げているのです。
次にあなたにしてほしいのは、絶対に死なないことです。
そのために、自分がどんなにひどくいじめられているか、周りにアピールしましょう。思い切って、「遺書」を書き、台所のテーブルにおいて、外出しましょう。学校に行かず、1日ブラブラして、大人に心配をかけましょう。そして、死にきれなかったと家にもどるのです。
それでも、あなたの親があなたを無視するのなら、学校あてに送りましょう。あなたをいじめている人の名前と、あなたの名前を書いて送るのです。
はずかしがることはありません。その学校から、ちゃんと逃げるために、「遺書」を送るのです。
死んでも、安らぎはありません。死んでも、いじめたやつらは、絶対に反省しません。
あなたは、「遺書」を書くことで、死なないで逃げるのです。
だいじょうぶ。この世の中は、あなたが思うより、ずっと広いのです。
あなたが安心して生活できる場所が、ぜったいにあります。それは、小さな村か南の島かもしれませんが、きっとあります。
僕は、南の島でなんとか生きのびた小学生を何人も見てきました。
どうか、勇気を持って逃げてください。
※2006年11月17日 朝日新聞「いじめられてる君へ」から再掲
<鴻上尚史(こうかみ・しょうじ)> 1958年、愛媛県生まれ。県立新居浜西高校卒。早大法学部在学中の81年に「第三舞台」を旗揚げし、小劇場ブームをリード。岸田国士戯曲賞など受賞。プロデュースユニット「KOKAMI@network」「虚構の劇団」などを中心に幅広く活動している。
いいこと言ってるね。
逃げていいんだよ。
この人、単なるタモリ倶楽部下ネタ担当じゃなかったんだ。
↓
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— kaito (@kaito_arrowhead) 2015, 3月 6
学校に行かない自分をせめる必要はありません。の文字にすごく共感。 「死なないで逃げろ」 いじめられている君に告ぐ 劇作家・鴻上尚史 - withnews(ウィズニュース) http://t.co/4oZJbNpPy0 #withnews
— YAN (@yanjya) 2015, 3月 5
いじめられた人はずっと記憶してるものだけど、いじめた人は呆気にとられるぐらいその自覚がない。我慢とか復讐とか無意味だから逃げるんだ。 ➜➜ 「死なずに逃げろ」 いじめられてる君に告ぐ 劇作家・鴻上尚史 - withnews http://t.co/lvJwPlAwes
— 小林トシノリ/ミラクリ (@enrique5581) 2015, 3月 7
ほんとその通りで、立ち向かう必要なんてないんだよな/ 「死なずに逃げろ」 いじめられている君に告ぐ 劇作家・鴻上尚史 http://t.co/KAmxkQCQUG #スマートニュース
— あるま二郎 (@t_nuki) 2015, 3月 6
学生の頃鴻上さんのオールナイトニッポンが救いだったのを思い出せました(>_<)/~~ http://t.co/h3F5ncGw2Q
— 茂田幸助 (@kousuke_shigeta) 2015, 3月 6