制作期間を大幅に短縮できた例は、企業などのゆるキャラを大きなバルーンにしたケース。大抵イラストしかないので、まずはいろんな方向から見たイラストをもらって三次元化するんです。
それをもとにペーパークラフトで試作をし、その後バルーンの素材を使って縮小サイズの試作品を作り、膨らませたときの形を確認します。それで問題なければ、本番サイズの大きさで作るという工程になるので、大体完成までに2〜3カ月かかるんです。
しかし、このシミュレーションを使えば最初から膨らませた後の形状がわかるので、出力すればもう縫い始められます。おかげで納期は2週間に短縮できたと聞きました。