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お金と仕事

8月7日はバナナの日…支持集める理由 3年で10万本食べた企業も

揺るがない「よく食べる果物」1位の座

コロプラのオフィスに置かれたバナナ=同社提供
コロプラのオフィスに置かれたバナナ=同社提供

目次

8月7日は、バナナの日――。日本バナナ輸入組合が定めた日ですが、それにあわせて毎年公表されている果物に関する調査で、バナナは21年連続で「よく食べる果物1位」になりました。

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約半数が、「週に1日以上食べる」

日本バナナ輸入組合は、バナナなどの果物販売を手がける「Dole」や、スーパーでもお馴染みの「甘熟王」を販売する「スミフル」などの組合員からなる、団体です。

2005年から「バナナ・果物消費動向調査」を続けており、今年で21回目の調査となりました。
(調査は6月24日から25日まで。全国16歳以上の男女1442人を対象にしたインターネット調査)

そのデータによると、バナナは21年連続で「よく食べる果物」の1位。食べる頻度は「週に1日以上」が約49%となりました。
バナナを食べる理由を聞いたところ「手頃な価格」「健康にいい」「おいしい」が上位になりました。

高齢者からの支持厚く

特に、高齢者層でバナナを食べる頻度が高くなっており、60代の55.8%、70歳以上の73.8%が「週に1日以上」バナナを食べていました。

高齢者層に特に支持される理由について組合は「年代が高くなるにつれ、「健康や栄養への意識・関心の高まりがうかがえます」とし、「バナナを食べる理由として、『食べやすい』『一年中店頭で買える」点もポイントが高いことから、食べる上でも入手する上でも、手間いらずで手軽なバナナが高齢者層に、より支持されているものと思われます」としています。

財務省貿易統計によると、2024年のバナナ輸入量は104万トンで、2018年から7年連続で100万トンを超えています。
また、総務省の家計調査によると、バナナ・リンゴ・みかんの年間消費量(2人以上の世帯)のうち、リンゴとみかんは下降傾向にあるのに対し、バナナには大きな変化はありませんでした。リンゴとみかんの消費量は7キロ台だったのに対し、バナナは18.2キロとなりました。

オフィスでいつでも好きなだけ

バナナを福利厚生に取り入れる企業も。

スマホゲームの開発などを手がける「コロプラ」(東京・港区、従業員約1千人)では、2022年から「無限バナナ」と銘打った福利厚生制度を運用しています。

オフィスでバナナがいつでも好きなだけ食べられるというもので、運用開始から約3年が経った今年、累計消費本数が10万本を突破したといいます。

同社は「栄養価の高いバナナを栄養補助として提供することで、忙しくて食事が疎かになってしまう従業員の健康促進を図るため」と制度の目的を説明。

コロナ禍で始まった制度ということで、「バナナは皮があることで直接手を触れずに食べることができ、感染症対策としても有効。従業員の健康配慮と感染対策の両立を考えて導入に至りました」としています。

オフィス内でバナナを食べる社員=コロプラ提供
オフィス内でバナナを食べる社員=コロプラ提供

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