東京消防庁は、このような状況を受け、都民に向けて「救急車を呼ぶか判断に迷うような場合には『東京版救急受診ガイド』や『東京消防庁救急相談センター』を活用してください」と呼びかけています。ただし、緊急性がある場合には「ためらわずに救急車を呼んでください」ということです。
では、「緊急性」の判断はどのようにしたらいいのでしょうか。「東京版救急受診ガイド」は、日本救急医学会監修、東京都医師会救急委員会救急相談センター運用部会が作成し、東京消防庁が編集・発行する、主な症状に応じて救急車を呼ぶべきかの緊急度判断に役立つウェブサイトです。
病院を探したい場合は、サイト内の病院情報ページから受診可能な病院を検索することもできます。
▼東京版救急受診ガイド【東京消防庁】
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-kyuuimuka/guide/main/index.html
それでも判断に迷う場合には、「『東京消防庁救急相談センター(#7119)』にお電話ください」と同庁は案内します。
「直接看護師と病気やけがの緊急度について相談をしたり、受診可能な病院を調べたりすることができます。また、相談内容から緊急性があれば119番へつなぐことも可能です」
▼東京消防庁救急相談センター【東京消防庁】
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/kyuu_adv/soudan-center.html
同庁は「救急車の要請が多く、近くの救急車が出場している場合、遠くにいる救急車が出動することになり、到着までに時間がかかることがあります」「救命処置が必要な方など、一刻も早く、真に病院に行く必要のある人のもとに救急車が到着できるよう、救急車の適時・適切な利用にご協力をお願いします」とコメントしています。