ネットの話題
太字だけ読むと…意味が逆になる! 本音が見え隠れするメッセージ
担当者に狙いを聞きました
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ネットの話題
担当者に狙いを聞きました
「海外レンタルWi-Fiの実物がある安心感って、意外と大きいですよね」。渋谷に設置されているこの広告、一部が太字になっていて、そこだけを読むと反対の意味になる仕掛けが施されています。担当者に狙いを聞きました。
今月16日まで渋谷スクランブルスクエアのJR改札付近に設置されている「au海外放題」の広告。
レンタルWi-Fi不要で、海外でそのままスマホが使えるサービスをアピールするもので、こんな文章が書かれています。
「海外レンタルWi-Fiの実物がある安心感って、意外と大きいですよね」
「いろんな島も国も対応していて それほど高くなもい。グローバル旅行に安心なWi-Fiってやっぱり必要なんじゃないかな? auもスマホだけで行けるとみんなに気付いてもらえるよう、がんばろうと思います」
この二つの文章、よく見るとところどころの文字や部首が太字になっていて、その部分だけを読むと、こんなメッセージになります。
「海外レンタルWi-Fiの実物って、大きいよね」
「嵩(かさ)バルWi-Fi必要ない スマホだけでイイと思います」
「みなさまに海外レンタルWi-Fiとau海外放題を比べて検討いただきたいと考えました」
そう話すのは、auを運営しているKDDIの担当者です。
海外旅行を普段と同じ快適な通信環境で過ごしてほしいという思いは、海外レンタルWiFiを提供している事業者もKDDIも同じ。
そんな建前を伝えつつ、その上でもやはりau海外放題を選んでほしい、という本音が見え隠れするように企画したそうです。
「実は絵文字にも隠されたメッセージがありますので、細かい部分まで見てもらえると嬉しいです」
すでに掲出は終了していますが、高田馬場にも同様の広告を出していたとのこと。
そちらは「レンタルWi-Fiか スマホの海外プランか。卒業旅行どうしようか」が、「レンタルWi-Fi卒業しようか」になるというものでした。
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