ネットの話題
ドアの隙間から乗れそうだけど… 「かけこみ乗車は危険」今年はヘビ
制作の経緯を東京メトロに聞きました
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制作の経緯を東京メトロに聞きました
「かけこみ乗車は危険です!!」と呼びかける東京メトロのポスターが、今年もSNS上で注目を集めています。干支がドアに挟まれているデザインで今年はヘビが登場しています。制作の経緯を東京メトロに聞きました。
1月1日から、東京メトロの駅ホーム付近などに貼り出されている2025年版のポスター。
かけこみ乗車をしようとしたのか、ヘビがドアに挟まれていて、イエローカードを提示されています。
左下には昨年のポスターで挟まれていた龍のイラストも。
ドアに挟まれてケガをしたのか、松葉杖をついています。
実はこのポスター、6年前からほぼ同じ構図で、その年の干支に合わせて作り替えられているのです。
今年の新バージョンが貼り出されると、SNS上では「助けてあげたくなる」「1年間挟まれるの?」と話題になりました。
「リアルさを追求すると、ポスターをご覧になったお客様が怖がってしまうのではないか、という思いから、水玉模様のかわいらしいヘビを表現しました」
そう話すのは、営業部旅客課統括事務係の岡浩平さんです。
干支をモチーフとしたシリーズが始まったのは2019年の猪年から。
「かけこみ乗車は危険」ということを継続的に、新鮮なメッセージとして注目してもらうにはどうしたらいいか。
毎年変わる干支にすれば、年が変わるたびにデザインも変わり、利用客の目を惹きつけられるのでは、とシリーズ化されたそうです。
制作にあたっては、目にした人が直感的に分かることを重視。
不快感や嫌悪感などを与えず、広く受け止めてもらえる内容になるように工夫しているそうです。
「かけこみ乗車をすることでお客様自身も危ない思いをしてしまう可能性があることをこのポスターを見て感じてもらえるようなデザインにしております」
今年も話題になったことについては、こう話します。
「するするとドアの隙間から乗車できそうなヘビでさえ、かけこみ乗車をするとドアに挟まれて、怖い思いをしてしまうこともありますので、みなさまも余裕を持ってご乗車いただきますよう、お願いいたします」
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