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複雑すぎる〝ペンギン相関図〟初の「すみだ水族館」生まれカップルも

発表された「すみだペンギン相関図2025」。水族館に掲示されるほか、水族館のサイト(https://www.sumida-aquarium.com/sokanzu/)でも見られます
発表された「すみだペンギン相関図2025」。水族館に掲示されるほか、水族館のサイト(https://www.sumida-aquarium.com/sokanzu/)でも見られます 出典: 水野梓撮影

目次

「複雑すぎる」「見ていて飽きない」――。そんな感想がSNSで寄せられるほど、「ややこしい」けど「かわいい」、すみだ水族館の〝ペンギン相関図〟が話題です。2025年版が4日から水族館内で展示されるようになりました。ペンギンのファンは「1羽1羽のいろんな個性があるので、自分の推しを見つけてほしい」と語っていました。(withnews編集部・水野梓)

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飼育スタッフの情報もとに、アップデート

マゼランペンギン56羽が暮らしているすみだ水族館(東京都墨田区)。

人間と同じように、個性や社会性のあるペンギンの生態や、飼育スタッフとの関係性を知ってほしいと、2018年から「ペンギン相関図」を制作しています。

1年間、飼育スタッフたちが個体を観察してきて集めた情報をもとに、半年ほどかけて前年の相関図からアップデートし、12月に発表するそうです。

すみだペンギン相関図2025
すみだペンギン相関図2025 出典:すみだ水族館のサイト

親子や兄弟のつながりという「家系図」にとどまらず、それぞれの恋愛関係や、見た目や性格、特徴のある行動なども紹介しています。

発表セレモニーで、飼育スタッフの春日さんは「めちゃくちゃややこしくなっています(笑)。去年のものより線が増えたかなと思います」と語ります。

すみだ水族館生まれ同士の初カップルも

2025年版の見どころのひとつは、「友達以上恋人未満」のような関係が続いていた「わっしょい」と「つむぎ」がついに結ばれたこと。

2羽はどちらもすみだ水族館生まれで、初のすみだ水族館生まれ同士のカップルなのだそうです。

ついに結ばれた「つむぎ」(左)と「わっしょい」=すみだ水族館提供
ついに結ばれた「つむぎ」(左)と「わっしょい」=すみだ水族館提供
今後、恋愛に発展しそうな「ぼんぼり」と「だいふく」の関係も追加されました。

すみだ水族館で暮らすマゼランペンギンは、ちょうど12月ごろから恋の季節が始まり、3~5月頃が産卵の時期とのこと。もしかすると今後、〝進展〟のあるカップルもいるかもしれません。

羽のカラーバンドを入力すると個体識別ができる「ぺんたごん(https://www.sumida-aquarium.com/pentagon/)」で調べたり、質問に答えると「推し」ペンギンをおすすめする「推しペン診断(https://www.sumida-aquarium.com/oshi-pen/)」といったコンテンツを利用したりすることで、56羽の観察がより楽しくなるといいます。

「お気に入りの子を見つけてほしい」

また相関図発表と同時に、すみだ水族館のペンギンを応援して見守るファン「羽毛さん」たちの作品のフォトコンテストの結果発表がありました。

応募された400件のなかから飼育スタッフの投票で大賞に選ばれたのは、Xアカウント「ReLU(れる)」さん(@ReLU_aqua)の1枚です。

妻・わらびのもとへ自慢げに長靴を運ぶローズの姿をおさめました。

受賞式でトロフィーを受け取った都内在住・会社員のれるさん(28)は年50回ほどすみだ水族館を訪れているそう。

「ペンギンのかわいい瞬間をいろんな人と共有したいとSNSにアップしています。少しでもペンギンそれぞれの個性に興味を持ってもらえたら」と語ります。

「羽毛さん」のフォトコンテストの結果発表もありました
「羽毛さん」のフォトコンテストの結果発表もありました 出典: 水野梓撮影

推しペンギンは2021年生まれのぼんぼり。「自分がすみだ水族館に通い始めた頃に生まれたので、同期みたいな愛着があります」と成長を見守っています。

「ペンギン全体を見る人が多いと思いますが、よく観察すると、1羽1羽のいろんな個性があります。ぜひお気に入りの子を見つけてほしい」と呼びかけていました。

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