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マウスの箱を開けたらまた箱が… マトリョーシカみたいな梱包の理由

販売元に理由を聞きました

マウスの箱を開けたら、また同じ箱が……
マウスの箱を開けたら、また同じ箱が…… 出典: エレコムのXから

目次

 パソコンで使うマウスを買って箱を開けたら、また同じ箱が出てきた――。そんな商品パッケージがSNS上で注目を集めています。販売元に理由を聞きました。

マウスの箱を開けたら、また同じ箱が……
マウスの箱を開けたら、また同じ箱が…… 出典: エレコムのXから

箱から中身を取り出そうとすると


 パソコンやスマホの周辺機器などを販売しているエレコム。

 注目を集めたのは、エレコムが手がけるマウスのパッケージです。

 箱から中身を取り出そうとすると、なぜかほぼ同じ箱がもう1個出てくるのです。

 それぞれ見比べてみると、外箱は日本語で書かれており、内箱は英語で書かれています。

 このことがSNSで紹介されると、「中身入ってないの?」「ドリフの金庫コント思い出した」といったコメントが寄せられ、話題になりました。

 昨年6月には、エレコムのX(旧ツイッター)アカウントも動画で紹介しており、こんな文章が添えられていました。

 「新しいEX-Gですが、箱を開けると英語の箱が出てきます。ミスではありません、理由は察してください」

エレコムに聞きました


 なぜ箱の中から箱が出てくるのか? エレコムの開発担当者に聞くと、こんな答えが返ってきました。

 「海外展開を見越した仕様です。内側は英語表記となっているため、海外では内側のパッケージのみで展開ができるようになっています」

 同じ製品であってもパッケージが異なると、日本で展開する型番と海外で展開する型番を作る必要があるとのこと。

 その分、管理が煩雑になってしまうため、ひとつの型番で海外展開もできるようにという工夫なんだそうです。

 海外でも引き合いが強いトラックボールのマウスなどが対象ですが、商品によってはパッケージを作り替えているものもあるといいます。

 「パッケージにおいては、プラスチック使用量の削減や、マニュアルのペーパーレス化にも取り組んでいます」

 話題になったことについては、こう話します。

 「当社取り組みについて、ご興味を持っていただきありがたく感じています。いただいたご意見を踏まえ、もっと良い方法はないか今後も試行錯誤を重ねていきたいと考えております」

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