• レーズン価格高騰で昨年5個に
• フジパンに聞きました

　マーガリン入りで人気の「ネオレーズンバターロール」。昨年3月に個数が6個入りから5個入りに変更されましたが、今年1月から再び6個に戻っていることがSNS上で話題になっています。10カ月で元に戻すまでの経緯をフジパンに聞きました。

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フジパンの人気商品 出典： フジパン提供

レーズン価格高騰で昨年5個に

　昨年1月、フジパンが「『ネオレーズンバターロール』規格変更のお知らせ」というタイトルのプレスリリースを発表。そこにはこんな文章が書かれていました。

　近年続いております輸入レーズンの世界的な減産により、レーズンの国際価格が大幅に高騰しております。

　弊社といたしましても、様々なコスト削減策にて内部吸収すべく取り組みを進めてまいりましたが、大変厳しい状況であることから、2023年3月 1 日（水）納品分から、「ネオレーズンバターロール」の規格変更を実施させていただきます。

　今後ともお客様に安全で安心してお召し上がりいただける商品を、安定的にお届けしてまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

　1．対象商品：「ネオレーズンバターロール」

　2．変更内容：内容量を6個から5個に変更いたします。

　3．変更日：2023 年3月1日（水）納品分より

6個入りのネオレーズンバターロール 出典： フジパン提供

フジパンに聞きました

　5個に減らしてから10カ月経った今年1月、フジパンはネオレーズンバターロールを6個入りに戻す変更を実施。

　プレスリリースなどは出ていませんが、売り場で気づいた人たちが「もっとアピールして良い」「フジパンえらい」とSNSに投稿して、話題になっています。

　「レーズンの価格推移は昨年から大きく変動はございませんが、入り数を変更以降、お客様より入り数に関するご意見を承りました。弊社内にて協議し、6個に変更することを決定しました」

　そう話すのは、マーケティング部課長の柴田知美さんです。

　5個から6個に戻すにあたって、1個あたりの生地量やレーズン量、マーガリン量などに変更はないとのこと。

　生産工程の見直しによる製造ロスや不良品の削減に取り組んでいる成果だといいます。

　SNSで話題になったことについては、こう話します。

　「原材料価格の高騰などは続いており、厳しい状況は続いておりますが、ネオレーズンバターロールファンの皆様に喜んでいただけるように、これまで通り安定した製品をお届けしてまいります」

5個→6個に戻ってました　「ネオレーズンバターロール」に歓迎の声

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