ネットの話題
「この油感…もはや給油!」 キャッチコピーが話題になったカップ麺
キャッチコピーが生まれるまでの経緯を取材しました。
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キャッチコピーが生まれるまでの経緯を取材しました。
エースコックが先日発売したカップ麺のキャッチコピーが、SNS上で注目を集めています。「この油感…もはや給油!」が生まれるまでの経緯を取材しました。
12月11日に発売された「スーパーカップ1.5倍 トリプル豚醤油ラーメン」。
濃厚な油感が楽しめる一杯で、ポイントは以下の3点です。
・カップ一面を覆う豚脂の甘み
・黒豚エキスと醤油のキレがバランスよく配合された豚骨醤油スープ
・食べごたえ抜群の豚バラチャーシュー
これらが、三位一体ならぬ「三位一豚」のおいしさを作り出している、とうたわれています。
スーパーカップ35周年のフィナーレを飾る商品として発売。
「エースコック=こぶたのキャラクター」ということから、最後はとことん「豚」にこだわった商品を作ろうと企画したそうです。
話題になったのは、そんな商品のフタに書かれたキャッチフレーズです。
「三位一豚」などが強調されていますが、右上に小さくこんな文章が書かれています。
「この油感…もはや給油!」
SNSでこのキャッチフレーズが紹介されると、「最高に意味のわからない感じが好き」「(ガソリン同様に)課税しちゃおうか?」といったコメントが寄せられ、話題になっています。
「キャッチコピーひとつで、ここまで反響があるとは全く考えておりませんでしたので嬉しい限りでございます」
そう話すのは、商品開発グループの長尾昌輝さんです。
試作品を食べている時、商品開発担当者がこうつぶやいたそうです。
「まるで油を飲んでいるみたい。もはや給油ですね(笑)」
表面に油が大量に浮かんでいることから出たというこの言葉。
そのたとえは面白い、ということでパッケージに採用したそうです。
「当社が掲げる『やりすぎぐらいがちょうどいい』という考え方のもと、特に反対意見などはございませんでした」
大量の油を入れると味全体がぼやけてしまうため、油感と醤油感のバランス調整に苦労したというこの商品。
キャッチフレーズだけでなく、「おいしかった」という反響も寄せられているそうです。
話題になったことを受けて、長尾さんはこう話します。
「スーパーカップ35周年のフィナーレ商品として、とにかく『豚』と『油』にこだわった自信作ですので、店頭で見かけた際はぜひ一度お試しいただければと思います!」
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