ネットの話題
「アザラシ体験」まさかの展開 ホッキョクグマに食べられちゃうの?
設置の経緯を取材しました
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設置の経緯を取材しました
「アザラシ体験入口」と書かれた看板。案内に沿って進んだ先にあったものは……。日本平動物園(静岡市)の体験施設がネット上で注目を集めています。設置の経緯を取材しました。
2013年に日本平動物園内にオープンした「猛獣館299(にっ・きゅっ・きゅう~)」
ホッキョクグマやゴマフアザラシ、ライオン、アムールトラなどが展示されています。
そんな猛獣館の手すりに設置された「アザラシ体験入口」と書かれた看板。
矢印に沿って進むと、大人がかがんで通れる入り口があります。
中に入って立ち上がると、大きな穴から顔を出すような形に。
見上げるとホッキョクグマのオブジェがあり、センサーに反応して鳴き声が流れてきます。
どうやら、息継ぎのために水面から顔を出したアザラシが、ホッキョクグマに食べられそうになる、という体験ができる施設のようです。
先日、SNS上で紹介されると「捕食される側の気分ね」「なんて斬新な体験」と話題になりました。
「猛獣館299がオープンした時からある施設になります」
そう話すのは、広報担当の野田邦洋さんです。
動物たちの生息環境を再現し、環境問題への気づきを得てもらうことを狙った猛獣館。
「アザラシ体験についても、食べる、食べられるという自然界の生態、食物連鎖について体感していただこうと設置しました」
SNS上で話題となりましたが、「来園者の間でそんなに人気かと言うと……」と野田さん。
注目を集めたことについて、こう話します。
「予想外のことで本当に驚いていますが、ぜひ体験していただき、自然界について考えるきっかけになればと思います」
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