ネットの話題
紙皿かと思ったら…磁器でした 「使い捨て文化への疑問から発案」
手がけた長崎県波佐見町の会社を取材しました
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手がけた長崎県波佐見町の会社を取材しました
紙皿かと思って手に取ってみたら磁器でした――。そんな商品がSNS上で注目を集めました。手がけた長崎県波佐見町の会社を取材しました。
波佐見焼で知られる長崎県波佐見町にある有限会社マルヒロ。
陶磁器の商品企画開発や販売などを手がけている会社です。
話題になったのは2017年から販売している「KEEP WARE」シリーズ。
一般社団法人「金富良舎」との共同商品で、使い捨ての紙皿や紙コップにそっくりな磁器製品です。
真っ白な見た目もさることながら、紙のシワ部分まで表現されていて、紙製のように見えます。
SNSで紹介されると「ちょっと折れてる感じとても良い」「紙の感覚で持ってしまいそう」といったコメントが寄せられました。
「使い捨て文化への疑問や危機感から始まった、簡単に捨てられない、洗って使い回せる紙器をコンセプトにしたシリーズです」
そう話すのはマルヒロの社長・馬場匡平さんです。
波佐見焼の日常食器を手がけるなかで、現代の日常食器について考えた時に紙コップや紙皿が思い浮かんだそうです。
紙に見えるように、そして、持った時に紙のように軽く薄くなるように意識したそうです。
多くの反響が寄せられていることについてはこう話します。
「面白い、興味深い、という反応が多く、環境問題に興味がある若い世代に多いことが印象的でした」
◇
現在販売しているのは全5商品。マルヒロのオンラインショップや直営店などで販売しているそうです。
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