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犬の散歩、朝ならOK?「ボクたちはハダシです」やけどや熱中症も…

炎天下ではアスファルトは60度にも…!手で触って確かめて

炎天下での犬の散歩に警鐘を鳴らすポスター
炎天下での犬の散歩に警鐘を鳴らすポスター 出典: NPO法人「ペット里親会」

目次

連日、暑い日が続いています。ただ、暑いのは人間だけではありません。靴を履かずにアスファルトを歩く犬にとっては、肉球をやけどしてしまったり、熱中症になってしまったりすることも。炎天下で犬を散歩させる飼い主に向けたSNSの投稿も話題になりました。

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やけどだけでなく熱中症の危険も

「ボクたちはハダシだよ…」。そんな言葉とともに、つらそうな表情の犬のイラストが書かれたポスター画像を載せたSNSの投稿が話題になりました。

投稿したのは、ドッグトレーナーの資格を持つタンタンパパさん(@tintinpapa1)。SNSで「飼い主は靴を履いていて、地面から遠いからいいですが、犬たちはハダシです」と注意を促しています。

ポスターはNPO法人「ペット里親会」が数年前に作製したものです。ペット里親会は、飼育放棄された犬や猫を保護し、新しい飼い主を見つける活動をしています。

ペット里親会によると、夏になると「炎天下でも犬を散歩している人がいる」「外飼いで日よけもない場所につながれている犬が死にそうになっている」といった相談が寄せられることが多かったため、作製したそうです。

ポスターには「夏の炎天下、道路の温度は60度 アスファルトで肉球を火傷(やけど)する子が増えています」との文言が。

「ボクたちはハダシだよ…」と書かれたポスター
「ボクたちはハダシだよ…」と書かれたポスター 出典: NPO法人「ペット里親会」

また、「体が地面に近いため地表温度の影響を受けやすく、熱中症の原因にもなります」とも書かれています。

タンタンパパさんは、「今の日本では朝でも熱中症になる危険性があることを飼い主には知ってもらいたくて投稿しました」と話します。

犬の熱中症を「のぼせ」のように軽く考えている人も多いといいます。人間と同様に、暑さによって内臓に悪影響が出て死に至る危険性があるということも知ってもらいたいということです。

日の出前の散歩が好ましい

また、犬の体の高さと人間の頭の高さでは気温が10度近く違うといいます。飼い主は平気でも、犬は耐えられないほど暑いこともあります。

炎天下でのアスファルトの温度は60度にも
炎天下でのアスファルトの温度は60度にも 出典: NPO法人「ペット里親会」

一部の種類を除く犬は、体温調節のために全身の体表から汗をかくことができません。そのため、ハアハアと呼吸を荒くして舌から水分を蒸発させるなどして体温を下げていますが、全身の皮膚から汗をかける人間に比べて効率が悪く、体内に熱がこもりやすいようです。

夏の時期は、日差しに照らされない日の出前が一番地面が冷えていて、散歩には一番好ましい時間帯です。夜は日差しがないので昼よりは気温が低いものの、アスファルトが熱をもっている場合もあり、注意が必要です。

タンタンパパさんは「内心では『まだ暑いかな』と思いつつも、自分の生活リズムに合わせてお散歩せざるをえない飼い主さんもいるのかもしれません。でも、犬はハダシなんです。散歩の際には、気温だけでなく、地面を触って熱くないかどうか確認してみてほしいです」と呼びかけています。

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