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「空き家探し」の仕事依頼、急増…前年比すでに13倍超 背景に法改正
「近所に住んでいる人は空き家だと知っているケースも想定し、依頼」
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「近所に住んでいる人は空き家だと知っているケースも想定し、依頼」
現地に行けない人の代わりに、ご近所のスポットを撮影・アンケートに回答するなどしてポイントを集めるサービスを知っていますか? 実はこのサービスで急増しているのが「空き家探し」の依頼だといいます。いったい誰が、なぜ――? サービスの提供会社に話を聞いてみました。
求人媒体の運営や、人材紹介などの事業を行うビースタイルグループの「ビースタイル ギグワークス」が運営するアプリ「ご近所ワークlite」では、空き家探しの依頼件数が急増しているといいます。
「ご近所ワークlite」は、依頼内容によって街中にあるスポットを写真撮影しアンケートに答えることで「ポイント」(1ポイント=1円)をためることのできるサービスです。現地に行けない依頼者に代わり、私有地に許可なく侵入しないといった注意事項を厳守した上で、給水スポットや更地を見つけたり、ご当地スイーツの紹介をしたり……依頼内容は様々です。
その依頼の中で急増しているのが、不動産会社が依頼主の「空き家探し」だといいます。
地元をよく知るアプリのユーザーから空き家情報を入手することで、空き家の所有者に、解体や賃貸運用・売却などを提案するため、情報を集めているのだといいます。
ビースタイル ギグワークスによると、2022年の依頼数は83件でしたが、今年6月までだけで前年比13倍超の1095件に。
依頼される場所は東京都や埼玉県、福岡市など。依頼主の必要数に達した時点で依頼は取り下げられます。
内容や時期によってポイントは変わりますが、空き家探しの依頼は100ポイント~500ポイントのものがあります。
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