華奢地蔵…。漫画家・小山コータローさん（@MG_kotaro）が描くのは、どこか奇妙だけどなぜかツボに入る４コマ漫画。想像の斜め上からくる小山さんの発想力で、月曜日、ちょっとダウナーな頭をやわらかくしてみませんか。

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「華奢地蔵」

小山コータローさんの漫画「華奢地蔵」

ピーマンうめぇなー

たびたびツイッターでも話題になるギャグ漫画作家の小山さん。健康のためにやっていることについて聞いてみました。

健康のためにやっていること…僕ももう良い歳なので最近はやはり食生活に気を使うようになりました。
 
僕の場合「とにかく野菜を食べる」、これの一本槍です。健康のためとは言いましたが、なにより野菜がうまくてしょうがないのです。
 
特に晩御飯ではお米を抜いて、サラダと焼きブロッコリーと別のサラダとほうれん草の胡麻和えと別のサラダと漬物みたいな食生活になっています。
 
たまに家で焼肉をしたりしますが、もうサンチュで包まないと食べられません。焼肉は、今やサンチュを食べるための口実、サンチュが口まで来るまでの乗り物です。
 
先日、高校の同級生と5年ぶりに集まったときバーベキューをやったのですがみんな肉を差し置いて「ピーマンうめぇな〜〜」と言っていました。情けない話です。
 
若い頃は「歳を取ると野菜がうまくなるぞ」というおじさんたちの言葉を信じていませんでした。
 
「大人は嘘つきだ！僕（1歳）に野菜を食べさせるために嘘をついている！」
 
と嘆いていましたが、30代半ばになり、考えるのは野菜のことばかり…季節になれば新じゃが、新玉ねぎの出現に胸を躍らせ、ニンジンやナスのサイリウムを客先から振っているのです。
 
そして、もやしの異常な安さに「そんなわけあるか！200円までなら出す！」という思想が生まれ、野菜過激派となります。それが大人というものです。

＜こやま・こーたろー＞
　漫画家。「違和感」を作風とし、漫画家のSNS「コミチ」やTwitterで毎日４コマ漫画を発信中。前後関係を無視したセリフや、突拍子もない理不尽な展開が得意。初の書籍「デリシャス・サンド・ウィッチーズ」（扶桑社）発売中。Twitterアカウントは@MG_kotaro。

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　漫画家・小山コータローさんの連載「#小山コータローの4コマ劇場」は原則週１回（月曜日）、withnewsで配信していきます。

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