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まるで猫を触ってるみたい 5時間で完売「猫Feel」ができるまで

開発のきっかけは新入社員のひと言でした

「猫Feel」の商品でくつろぐ猫
「猫Feel」の商品でくつろぐ猫 出典: ニッセン提供

目次

 ニッセンが10月中旬に発売した「猫Feel」シリーズ。猫のような手触りを再現した毛布など4種類で、発売から約5時間で完売しました。開発のきっかけは「猫カフェに通っているんですが、なかなか触らせてもらえないんです」という新入社員のひと言でした。

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「猫Feel」のブランケット
「猫Feel」のブランケット 出典: ニッセン提供

「猫Feel」シリーズ


 10月19日にニッセンオンラインショップで発売した「猫Feel」シリーズ。

 まるで猫のような触感が特徴で、ブランケット、クッション、毛布、敷きパッドの4種類がラインナップされています。

 各商品とも「ロシアンブルー」「スコティッシュフォールド」の2色展開ですが、発売から約5時間で完売。

 11月4日に追加分を予約販売しましたが、こちらもすぐに売り切れて追加生産を急いでいるそうです。

 猫Feelは、肌触りの良さにこだわった自社オリジナルの寝具シリーズ「Coco Feel」の新作商品。

 昨年12月の企画会議の場で、当時入社1年目だった新入社員のこんなひと言がきっかけとなって生まれました。

 「猫に触っていると癒やされるんですが、私は今飼える状況になくて……。だから猫カフェに通っているんですが、猫ちゃんはツンとしてなかなか触らせてくれないんです」

 そこから、自宅がペット禁止だったり、猫アレルギーだったりで猫に触りたくても触れない人にも手触りを存分に感じてもらえる商品を作ろう、ということに。

 Coco Feelのブランドコンセプトである「肌触りや心地よさを追求する」という点が伝わりやすく、覚えてもらいやすい商品になるという部分もピッタリきたといいます。

「猫Feel」のクッション
「猫Feel」のクッション 出典: ニッセン提供

部長に聞きました


 「とにかく『猫をなでている手触り』を追求・研究しました。理想の肌触りにたどり着くまで5回のサンプルのやり直しを行い、妥協せずに取り組みました」

 そう話すのは、商品本部ホームグッズ部の部長・佐久間悠さんです。

 まずは、ありとあらゆる素材サンプルを触ることからスタート。

 企画担当者だけでなく、猫と一緒に暮らしている社員も一緒に参加しました。

 ながらく猫に触れていなかったメンバーの中には、猫カフェに通って手触りを確認した人も何人かいたそうです。

 何度もなでたくなるような毛並みを再現するため、細い75デニールの糸を使用。

 細くて密度の高い生地にすることで、トロトロの感触を再現しました。

 毛足は毛布としては長めの約9mmにして、猫の足部分の毛の長さに似せています。

 さらにこだわったのが「色の再現」。

 毛足に色を付けると単調な色調になるためバックプリントを採用。

 ミリ単位で染めの工程を決めて、猫独特のまだらな感じを出しています。

「猫Feel」の敷きパッド
「猫Feel」の敷きパッド 出典: ニッセン提供
「猫Feel」の毛布
「猫Feel」の毛布 出典: ニッセン提供

2023年春に新作を予定


 いざ発売すると、想定を上回る反響が寄せられました。

 「猫が好きだけどアレルギーで触れないのでうれしい、というお声が多い印象です。『届いたけど商品を猫に取られた』『猫が気持ちよさそうです』というお声も多数いただいています」

 猫を感じたい人に向けて開発しましたが、猫が毛布をふみふみしていたり、顔をうずめていたりといった姿を見て、思わずうれしくなったといいます。

 4商品のうち「ブランケット」と「クッション」に関しては販売を継続しますが、「毛布」「敷きパッド」については冬シーズンの商材でもあるため、11月中の予約販売分で終了となるそうです。

 「この度の売り切れで、多くのお客様にご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳なく思っています。2023年春には、猫Feelの新作を販売予定ですので、ご期待ください」

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