ネットの話題
ラッコには「四次元ポケット」がある? 次々おもちゃを返却する動画
「四次元ポケット」から次々のおもちゃが出てきます。
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「四次元ポケット」から次々のおもちゃが出てきます。
鳥羽水族館(三重県鳥羽市)で飼育されているラッコには「四次元ポケット」がある――。そんな動画が注目を集めています。広報担当者に撮影時の様子を聞きました。
今月3日、こんな文章とともに15秒の動画がツイッター投稿されました。
「メイちゃんのポケットから無限に出てくるオモチャ」
映っているのはラッコのメイ(メス、17歳)で、両前脚で持っていたおもちゃを飼育員に手渡しています。
1個目を渡した後、水中でぐるんと回転して、おなかのあたりから2個目を差し出します。
3個、4個と出し続け、最終的に8個になったところで動画は終わります。
この投稿に対して、「マジシャンみたい」「ドラえもんか」といったコメントが寄せられ、いいねは20万を超えています。
メイちゃんのポケットから無限に出てくるオモチャ🦀🦑🐟 #鳥羽水族館 #ラッコ pic.twitter.com/gCudIr5Qqx
— 鳥羽水族館(TOBA AQUARIUM) (@TOBA_AQUARIUM) November 3, 2021
翌日には、「メイえもんの四次元ポケットとはこんなのです」という文章とともに、YouTube動画を紹介。
本当にポケットがあるわけではなく、わきの下の皮膚のたるみを使っておもちゃを隠し持っていたことが説明されました。
メイえもんの四次元ポケットとはこんなのです💡 #鳥羽水族館 #ラッコ https://t.co/Opzhesb4Z2
— 鳥羽水族館(TOBA AQUARIUM) (@TOBA_AQUARIUM) November 4, 2021
広報担当者によると、動画は給餌の時に撮影したもの。
餌の時間はラッコの健康状態を観察しやすいため、おもちゃも一緒に渡して、ちゃんとつかめるか、血が付いていないか、などを確認しているそうです。
おもちゃはまな板を魚やイカなどの形にカットしたもので、8個渡したすべてを皮膚のたるみの部分に収納したといいます。
「メイは器用なので、10個はいけると思います」と広報担当者。
いいねの数では、バイカルアザラシの赤ちゃんを超えて過去最多を記録した今回の投稿。
話題になったことについては、こう話します。
「水族館での飼育・展示が減っているラッコですが、その魅力の一部が伝わったのであればうれしいです。もっと伝わるように引き続き発信していきます」
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