ネットの話題
新500円玉をダンボールで再現 角度で変わる文字、異形斜めギザも
発行されたばかりの新500円硬貨をダンボールで再現しました。
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発行されたばかりの新500円硬貨をダンボールで再現しました。
発行されたばかりの新500円硬貨を、ダンボールで再現した作品が注目を集めています。見る角度によって見え隠れする文字まで再現した作者に聞きました。
今月1日、こんなツイートが投稿されました。
「新500円玉をダンボールで作りました。上から見るとJAPAN、下から見ると500YENと表示されます。ギザギザの違いも表現してみました」
添付された画像に写っているのは、ダンボールで作られた直径20cmほどの新500円硬貨です。
見る角度によって数字の0の中に見え隠れるする文字「潜像」も、本物と同じように再現。
側面の斜めギザの一部を他のギザと異なる形状にした「異形斜めギザ」も、しっかりと表現されています。
「バイカラー・クラッド」と呼ばれる技術による金属の色の違いについても、ダンボールの薄皮をはがすことで対応しています。
この投稿に対して、「さすが仕事が早い」「圧巻のクオリティー」といったコメントが寄せられ、いいねは2000を超えています。
新500円玉をダンボールで作りました。
— うぷあざ棟梁✂️ダンボール工作 (@upaza_toryo) November 1, 2021
上から見るとJAPAN、下から見ると500YENと表示されます。ギザギザの違いも表現してみました。#新500円 #新しい500円 #新硬貨 #ダンボール工作 pic.twitter.com/Ou71bqMZJe
作者はダンボールクラフターの「うぷあざ棟梁」さん。
会社員として働きながら、ダンボールの可能性を追求する作品を作り続けています。
過去には10円硬貨の平等院鳳凰堂や、2000円札の守礼門も制作したことがあります。
今回の新500円硬貨については「もともと古銭やコインのデザインが好きで、新デザインが公開された時から作りたいと思っていました」。
どうしても発行前に作りたくなり、公開されている情報や現行の500円硬貨を参考にして制作したそうです。
「ギザの間隔が変わる部分がダンボール工作的に面白いと思っています。潜像は見えやすいように細かい調整を繰り返したので一番時間がかかっています」
完全に再現することではなく、おもしろさを感じてもらうことが目的のため、作ったのは片面だけ。
展示イベントなどで実際に触れながら浮かび上がる文字を楽しんでもらったり、ギザの部分を触って違いを感じてもらったりといったことも考えているそうです。
話題になったことについては、こう話します。
「まずは感謝です。硬貨のデザインが好きな身として、私の作品がきっかけで新デザインに関心を持ってもらえたら、さらに嬉しいです」
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