MENU CLOSE

エンタメ

MAXのLINAが振り返る〝20代の恋わずらい〟40代になってわかったこと

弾丸デート「そりゃあ、怒られますよねぇ」

20代前半の時のMAX。左上がLINAさん=本人提供
20代前半の時のMAX。左上がLINAさん=本人提供

沖縄出身のダンスボーカルグループMAX。1995年にデビューしてから今年で25周年を迎えました。10代だった「スーパー・モンキーズ」時代から音楽業界が様変わりした今、第一線で走ってきた4人は何を思うのでしょうか? 仕事や子育て、自分自身の活動など、それぞれが切り開いた道について語る「MAXコラム」。10代、20代はがむしゃらに仕事と遊びに勤(いそ)しんだLINAさんは今年2月に誕生日を迎えました。40代になった今、「年齢」について何を思うのか?これまでを振り返りつつ、現在の心境をつづります。

【PR】手話ってすごい!小学生のころの原体験から大学生で手話通訳士に合格

「遥か遠くにある」と思っていた40代に

私たちMAXは、12月のミナコ(MINA)の誕生日から始まり、1月はレイナ(REINA)、2月はリナ(LINA)、3月はナナさん(NANA)と、お誕生日が続き、今まさに誕生日ラッシュなんです!
さらに付け加えると、4月にはマネジャーの誕生日があり、5月はMAXの誕生日に続くのです。
なんと毎年、半年間はケーキづくし!

つい先日、私もお誕生日を迎え、新しい歳をスタートさせました!!
10代の頃は、「40代は遥か遠くにあるもの」と思っていたんですが、こうして振り返ると、流れ星のように速く、瞬く間にたどり着いた感じです。
思い描いていた未来予想図と比べると、叶っていない部分もありますが、思い通りにならない人生にも、何だか愛着が湧いてきました。

10代、20代は、とにかくがむしゃらに遊び、がむしゃらに仕事をしました。
経験すること全てが目新しく、いつも刺激的でしたね。仕事を覚えるのは大変でしたが、若さゆえに睡眠時間が短くても、難なく楽しみながらこなしていた日々でした。歌手になりたいという夢が叶った人生は、希望にあふれる毎日だったような気がします。

これは、20代の忙しい真っ盛りの時の話です。当時お付き合いしていた彼にどうしても会いたくて、彼が住むアメリカへ一泊三日の弾丸で会いに行こうと思ったら、会社のスタッフに「こんな忙しい時に、何を考えているんだー!」と怒られてしまって。私のせいでメンバーまで怒鳴られる羽目になってしまったことがあります。
そりゃあ、怒られますよねぇ(苦笑)。
今じゃ、考えられない発想ですが、若い時にしか経験出できない恋わずらいもありますよね。そんな出来事も、私の思い出を輝かせてくれています。

「悩んでいる時こそが成長期!」

仕事でも恋愛でも色々と経験を積み、少しずつ落ち着きも出てきた30代。
メンバーの中では、一番に30代を迎えたナナさんが、ものすごく大人に感じました。40代を迎えた時よりも、「三十路」という響きに衝撃を受けたのを覚えています(笑)

私は20代で仕事の土台作りをしたため、表現したいことがわかるようになり、「自分には何ができるのか?」、「MAXを離れた時、個々としてどれだけの力を発揮できるのか?」と自問自答するようにもなりました。
まだまだ個々としては力不足だなぁと感じながらも、できることを積み重ね、自ら発信していけるようになったのも、この頃から。

ただ楽しんで仕事をこなしていた時から、責任感も出てきた分、不安を感じる日も増えました。まだ大人になりきれてない、だからといって子どもでもない。もやもやとした気持ちばっかりが湧き出し、焦りを感じた日もありました。

私は、「悩んでいる時こそが成長期!」だと思っています。
なぜかというと、悩みというのは、物足りなさを感じている証拠だから。今の自分を越えたいからこそ出てくるものと思っています。
だから、その壁を乗り越えた先には必ず一回りも二回りも、新しい自分に出会えると信じています。

2月26日に誕生日を迎えたLINAさん=本人提供
2月26日に誕生日を迎えたLINAさん=本人提供

仕事100%から、プライベートも大切に

そして、酸いも甘いも知った40代。
だいぶ、肩の力が抜けてきて、ありのままの自分を認めて、愛せるようになりました。
ホント居心地よい。

若い頃に思っていた40代は、もっと大人のイメージだったけど、いざこの歳になると、年齢というくくりに縛られることよりも、自分らしくいることの方が大事なんだと思うように。
周りの情報に左右されることのない、世界に一人しかいない自分という個性を受け入れるようになりました。

デビュー以来ずっと駆け抜けてきて、仕事のためだけに力を注いできたからこそ、今はプライベートも大切にしていきたいと思っています。

この仕事に就けたからこそ、たくさんの方との出会いもありました。
人生の半分以上を過ごすことになったメンバーと出会えたことも奇跡ですし、多くの方との出会いのお陰で成長でき、素晴らしい人生にもなりました。

仕事も大切ですが、人生なんてあっという間だし、何が起こるか分からない。
ぼっーとしてたら、一週間なんてすぐ過ぎちゃう年齢になってきましたから……。

もっと、もっと、新しい一歩を踏み出していかなきゃいけないなぁとも感じています。
自分の人生だもん、責任は自分にあり。

                ◇

〈MAX〉NANA/LINA/MINA/REINAの沖縄県出身4人組ダンスボーカルグループ。1995年にデビュー。翌年発売のサードシングル『TORA TORA TORA』でブレーク。1997年に『Give me a Shake』でオリコン初登場1位を獲得。その後も『Ride on time』など数々のヒット曲を発表し、紅白歌合戦に5年連続5回出場。近年は音楽活動の他に、個人でのバラエティー、ドラマ、舞台出演など活動の幅を広げている。12/9にセルフカバー配信シングル「一緒に・・・(Happiness2020)」をリリース。

関連記事

PICKUP PR

PR記事

新着記事

CLOSE

Q 取材リクエストする

取材にご協力頂ける場合はメールアドレスをご記入ください
編集部からご連絡させていただくことがございます