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マンガ

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「この年になって走らせるなよ!」絶望した男性に訪れた奇跡、漫画に

4ページの感動作「ずっと友達」

江戸川治さん(@edoosam)が描いた漫画「ずっと友達」
江戸川治さん(@edoosam)が描いた漫画「ずっと友達」 出典: 江戸川治さんのツイート

目次

終わらない仕事、叱責される日々……孤独の中で、精神的に追い詰められた男性。人生に絶望し、ロープに手をかけた時、思い出したのは少年時代の輝きでした。主人公と友人の数年にわたる関係を描いた漫画が、ツイッターで「鳥肌立つくらい感動した」「涙腺崩壊」と話題になっています。作者の江戸川治さん(@edoosam)に聞きました。

4ページの感動作「ずっと友達」

「『友達』っていって まっさきに思い浮かぶのは宮田だった」

漫画は主人公の男性の回想シーンから始まります。「宮田」とは高校3年間、同じクラスで同じ部活でした。「2人でサボれば恐くないっしょ」という宮田。「よく2人でサボっては…バレて走らされたりしたっけ」と、楽しい時もつらい時も、一緒に過ごす2人が描かれています。大学が東京と大阪で離れてしまっても、連絡を取り合っていました。
江戸川治さん(@edoosam)が描いた漫画「ずっと友達」
江戸川治さん(@edoosam)が描いた漫画「ずっと友達」 出典:江戸川治さんのツイート
しかし、風向きが変わったのは、社会人になってからでした。

「連絡も減っていき やがて ゼロになった」

昔仲が良かった友だちも、年を取るにつれ疎遠になっていくのはよくあること。でも、その後の2人の運命は、あまりにも対照的でした。

「宮田」はいきいきと仕事をこなし、結婚して子どもにも恵まれ、幸せそうに過ごしている一方、男性の行く先には徐々に陰りが見え始めます。仕事に忙殺され、周囲からの叱責の中で、うつむく日々。絶望の果てに、ロープに手をかけ自らの人生を終えようとします。
江戸川治さん(@edoosam)が描いた漫画「ずっと友達」
江戸川治さん(@edoosam)が描いた漫画「ずっと友達」 出典:江戸川治さんのツイート
その瞬間、思い出したのは、宮田と過ごした時間でした。

「あの頃が一番楽しかったな…」「宮田 会いたい…」

一縷の望みをかけて、男性は宮田に電話をかけます。しかし、家族と過ごしている宮田は電話に気づきません。

そして、暗転――。
江戸川治さん(@edoosam)が描いた漫画「ずっと友達」
江戸川治さん(@edoosam)が描いた漫画「ずっと友達」 出典:江戸川治さんのツイート

「どうか気づいて」読者がドキドキした次の瞬間…

「この年になって また走らせるなよ……!」

次のコマに現れたのは、汗だくの宮田でした。男性の電話は、宮田に届いていたのです。服装から見るに、宮田は家からそのまま飛んできたことがわかります。
江戸川治さん(@edoosam)が描いた漫画「ずっと友達」
江戸川治さん(@edoosam)が描いた漫画「ずっと友達」 出典:江戸川治さんのツイート
「宮田 本当に…来た…のか 大阪から…金かかっただろ…」。泣き顔のまま、途切れ途切れに話す男性。

「会社は…」「いやサボったって!」

宮田は男性の肩を抱き「お前も明日会社サボれよな!」と声をかけます。それは、高校時代と変わらない言葉でした。

「2人でサボれば恐くないっしょ!」

『キミはともだち』平井堅さんの曲から着想

漫画には「すごく感動しました」「泣きました」というコメントが集まり、16万件以上「いいね」されています。中には、友だちに救われた経験を重ね「私もこんな人になりたい」という声も寄せられています。
作者の江戸川治さんは、「これまでも思いやり合う母と子を描いた「じょうずな手紙」など、ツイッターなどで発信した漫画がたびたび話題になっています。江戸川さんによると、今回の作品の背景にはある曲がありました。

「平井堅さんの『キミはともだち』という曲から着想を得て、この2人を場面2分割にして全く真逆な成長をさせたらどうかなというところから想像を膨らませて描きました」

つらいときは友だちに頼ること、そして困っている友だちを見たらまっすぐに寄り添うこと、曲でも歌われている映し鏡のような友人関係や、そっと思い合う姿が、作品を通して伝わってきます。

江戸川さんは、今回の作品に多くの反響が集まっていることについて「たくさん感想頂きうれしいです」とコメントしています。
 
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江戸川治さんの著書、短編集「マザー」が現在発売中です。
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