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「コンビニで買える」巨大マカロン、脳を混乱させる「逆転の発想」
あまりのリアルさに「脳みそがキャパオーバー」
マカロンやエクレアが置かれているのは、イシバシエレクトロニクスさんが制作した1/12スケールの洋菓子店の中。ショーケースに並べられているケーキや装飾、店内の照明まで緻密につくられています。
ミニチュア作品があまりにもリアルに作られているため、お店こそが実物サイズだと錯覚してしまうのです。これが「特大マカロンとエクレア」の仕掛けでした。
投稿には「理解するのに時間がかかった」「脳みそがキャパオーバー」「未だに脳内での処理が上手くいってません」「ものすごいクオリティ」などの驚きの声が寄せられており、5万件以上の「いいね」が集まっています。
思わず行ってみたくなる素敵なミニチュア洋菓子店が生まれた背景を、イシバシエレクトロニクスさんに聞きました。
こちらの特大マカロンとエクレアはコンビニで買うことが出来ます!#ミニチュア pic.twitter.com/0jZbthImgc
— イシバシエレクトロニクス (@ishibashi_elect) June 15, 2020
イシバシエレクトロニクスさんがミニチュアの洋菓子店をつくるきっかけとなったのは、「デパ地下のスイーツ売り場」でした。
「沢山のキレイなスイーツたちが、ショーケースの中でライティングされて、キラキラしていて、それを見た時、とてもわくわくした気持ちになりました。この世界観を手のひらで再現出来たら面白いのではと思い、ミニチュアショーケースを作ったのが始まりです」
コンセプトは「本当に存在すると思っていただけるように作り込むこと」。洋菓子ひとつひとつのメニューだけではなく、レジなどの設備やリボンやトレーなど、細かい備品も手作りされています。
部品から製作しているため、例えば、ミニチュアショーケース1台だけでもパーツは100個以上。拡大してもリアルに見えるのは、本物さながらに作り込まれているからこそ。
「ご覧いただいた方にワクワクしてもらえるように」という思いから、ケーキや店内のデザイン、照明にもこだわり、「いかに洋菓子のキラキラした世界を表現出来るかを日々、勉強しています」。
こうした積み重ねで完成したミニチュア洋菓子店「pont de pierre」の制作期間は、約1年に及びました。すべて手作りすることについて「時間はかかりますが、それらが組み上がった時は、既製品には出来ない、手作りならではの繊細な仕上りとなり、小さな世界を表現することが出来ます」とイシバシエレクトロニクスさんはいいます。
投稿が話題になったことについて、「正直びっくりしています」というイシバシエレクトロニクスさん。「制作していると、感覚がおかしくなるので、何が驚かれるか全くわからないんです」
実は投稿した写真は1カ月ほど前に撮影したもので、「全然良くないな」と思い、お蔵入りにしていたそう。「たまたま見つけてアップしたところ、意外な反響が来まして驚いております」
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