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【鳴き声の音声あり】休園中の動物園、マイペース貫くコモンリスザル

休園中の動物園で、コモンリスザルの声を聞くと……

コモンリスザルの展示場所から聞こえたのは…=4月下旬撮影
コモンリスザルの展示場所から聞こえたのは…=4月下旬撮影

目次

いつもなら、生き物たちと触れあう子どもたちの賑やかな声が響く動物園。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、休園していた動物園は普段より静かでした。そんな園内で、生き物たちはどう過ごしていたのでしょうか。4月下旬、当時休園中だった東京都の江戸川区自然動物園で、せわしなく動き回る様子がかわいいコモンリスザルの様子を聞きました。

ニュースの現場を音で巡る企画です。今回は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため休園中だった、4月の東京都・江戸川区自然動物園を訪ねました。
(※江戸川区自然動物園は5月26日、感染防止策ととりながら3カ月ぶりに再開しました)
 

37匹の多彩な鳴き声

コモンリスザルの鳴き声

 園外からも展示場の中を見ることができるのが、37匹のコモンリスザルです。せわしなく動き回り、「キー」「チュビッ」「キキキ」と甲高い声で鳴きます。この鳴き声、よくよく聞くとかなり多彩です。
ちょっと低めに「アッ」と鳴いてみたり、「エッエッ」と鳴いてみたり。会話をしているようにも聞こえます。

 コモンリスザルたちの気を引こうとカメラマンがおかしな動きをしても、一向に構う気配はなく、仲間同士で追いかけっこをしたり毛繕いをしたり、けんかをしたり…とにかくチョコチョコとよく動き回ります。
「ギャーギャーギャー」と大きな鳴き声が響くことも。何事かと思いますが、けんかでもしているのでしょうか。

コモンリスザルの声の収録の様子=4月下旬
コモンリスザルの声の収録の様子=4月下旬

俊敏な動きのお母さん、でも落ちない赤ちゃん

 コモンリスザルは木の実、虫などを食べますが、自然動物園では固形飼料やイナゴなどを与えています。
 主な生息地は中南米で、寿命は10~15年です。人間のように、生まれたばかりの赤ちゃんのことをお母さんがおんぶして運ぶのですが、コモンリスザルの動きはとても細かく俊敏です。担当飼育員は「お母さんがどんなに走り回っても落ちない赤ちゃん、さすがです」と話します。
 体長60センチ前後のコモンリスザルたちが動き回る様子を目で追うと、なんとなく動体視力も上がりそうな…。

 実は、コモンリスザルの飼育スペースは、園の外からも見える場所にあります。飼育員の前田亮輔さんは、「休園中も外から見られているからかもしれませんが、この子たちはあまり変化はありません」。取材中も散歩などで近くを通りがかった人たちがリスザルを眺める様子が見られました。

「再開後は変化感じて」

 前田さんによると、自然動物園で飼育中の他の動物たちはおおむね健康に問題はないそう。モルモットやワラビーは、休園と前後して子どもが生まれ、元気に育っています。バックヤードでは、赤ちゃんモルモットとその親を、他のモルモットとは違うケースに移し、安全に育てていました。

 休園中も飼育員たちは普段の9割程度が出勤して、動物たちの世話にあたっていました。取材中も、1月に母親の袋から顔を出した赤ちゃんワラビーの「ぽんず」を園内で散歩をさせたり、野生のシジュウカラがタブノキに巣をつくった様子を観察する飼育員の姿がありました。

 「長い休園の間に赤ちゃんが生まれたりして、変わった部分があります。それを楽しみにまた来てほしい」と前田さん。「変化を感じてもらえるように、私たちもがんばりたい」と語っていました。

(取材は江戸川区自然動物園が休園中だった4月下旬に行いました)

赤ちゃんワラビーの「ぽんず」を園内で散歩をさせる飼育員=4月
赤ちゃんワラビーの「ぽんず」を園内で散歩をさせる飼育員=4月

                ◇
 江戸川区自然動物園は、約60種類の生き物を飼育している無料で入れる動物園です。モルモットやうさぎ、ヤギなどを近くで触ることのできる「ふれあいコーナー」は、週末になると、親子連れで賑わいます。
 自然動物園は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2月末から休園していましたが、5月26日に再開しました。

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