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#38 どうぶつ同好会

モルモットの「帰宅ラッシュ」動画、在宅中の“モフモフ好き”喜ばす

「モルモット急行、発車!」

モルモットの帰宅ラッシュ!=長崎バイオパークの公式アカウント(@ngsbiopark)が投稿した動画より
モルモットの帰宅ラッシュ!=長崎バイオパークの公式アカウント(@ngsbiopark)が投稿した動画より 出典: 長崎バイオパークのツイート

目次

モルモットが一列に連なって走り出す、モフモフだらけの「帰宅ラッシュ」! 「おうちへ帰ろう」というコメントとともに、長崎バイオパーク(長崎県西海市)の公式アカウント(@ngsbiopark)がツイッターに投稿した、モルモットの動画が話題です。「かわいすぎる」「眠れない夜はモルモットを数える」など、癒やされる人が続出しています。
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「モルモット急行、発車!」

話題になっているのは、長崎バイオパークが「#休園中の動物園水族館」などのハッシュタグとともに、「おうちへ帰ろう。going home.」と投稿した動画です。
モルモットが展示されている台に、ちょうどモルモットが1匹通れるくらいの幅の、細長い橋をスタッフがかけます。すると、橋の向こうからちょこちょこと小さな足を動かし、モルモットが連なって渡ってきます。
「帰宅ラッシュ」がここから連なっていく=長崎バイオパークの公式アカウント(@ngsbiopark)が投稿した動画より
「帰宅ラッシュ」がここから連なっていく=長崎バイオパークの公式アカウント(@ngsbiopark)が投稿した動画より 出典:長崎バイオパークのツイート
モルモットの目線を合わせたアングルに加え、せわしなく向かってくるモフモフたちに「たまらん」「かわいさ爆発」「帰宅ラッシュ」などのリプライが寄せられています。列車のように連なっている姿に「モルモット急行、発車しまーす」というコメントも。投稿は4千回以上リツイートされ、9千件以上の「いいね」が集まっています。

担当者「ご飯があることがわかっている」

長崎バイオパークの担当者によると、動画でかわいらしい姿を見せているのは園内の「ペットのふれあい広場PAW」て展示しているモルモットです。現在は休園中ですが、この広場ではモルモットにエサをあげたり、ウサギやインコなどさまざまな動物と触れ合ったりすることができます。モルモットは21頭飼育されているそうです。

動画に登場する橋は、展示場とモルモットの「おうち」にあたる裏の部屋をつないでいるもの。毎日、この橋を渡って家と展示場を行き来しています。橋は5~6年前から使用しており、スタッフが手作りしたものだといいます。
橋をかけるスタッフ=長崎バイオパークの公式アカウント(@ngsbiopark)が投稿した動画より
橋をかけるスタッフ=長崎バイオパークの公式アカウント(@ngsbiopark)が投稿した動画より 出典:長崎バイオパークのツイート
橋が渡された途端、ちょこちょこと走り出すことについては「夕方は、橋の向こうに行けばご飯が食べられるとわかっているのです」。「モルモットは結構賢いので、自分で帰っていくんです」と担当者は話します。ご飯には、乾草やにんじんなどを与えているそうです。

休園中もSNSでつながり「勇気づけられている」

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月10日から臨時休園している長崎バイオパーク。5月1日、現在の社会情勢を鑑み、6日までを予定していた休園期間を5月末までに延長しました。

休園中も、これまで通りの生活を送っているモルモットですが、お客さんがエサやりできるスペースにいるため、「もしかしたら、エサをくれる人が来なくなったことには気付いているかもしれない」と担当者は話します。その分の食事は、飼育員の方が与えているといいます。
個性豊かなモルモットたちがやってくる=長崎バイオパークの公式アカウント(@ngsbiopark)が投稿した動画より
個性豊かなモルモットたちがやってくる=長崎バイオパークの公式アカウント(@ngsbiopark)が投稿した動画より 出典:長崎バイオパークのツイート
これまでもツイッターやインスタグラムなどで動物の情報を発信してきたバイオパークですが、休園中はそれ以上に発信に注力しているといいます。そんな中で「モルモットの動画が見たい」という反響を受けて、今回の動画を投稿しました。

担当者によると、休園期間でフォロワーも増えているそうです。こういった状況でも、SNSでお客さんとのつながりを感じているといいます。

「『事態が収束したら行きます』というコメントもいただいて、みなさん心配してくださっていて、本当に勇気づけられています」

     ◇

生き物の魅力を発信してくださる動物園や水族館のスタッフの方々がいて、その写真や動画で私たちは癒やしをもらっています。更に私たちがその思いや感謝の気持ちを伝えることで、スタッフの方々を勇気づけることもできる。離れていても、あたたい気持ちの循環が生まれているのだと感じました。

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