「オンライン飲み会から緊急脱出できるマシーン」
では、藤原さんが制作した「オンライン飲み会から緊急脱出できるマシーン」とは、どんなマシーンなのでしょうか。
オンライン飲み会から緊急脱出できるマシーンを作りました pic.twitter.com/gB2Ur6f21i
— 藤原 麻里菜 | Marina Fujiwara (@togenkyoo) April 29, 2020
そのまま手元の「EMERGENCY ESCAPE」のボタンを押すと、下から金属のアームに取り付けられた「ローディングサークル」が飛び出してきました。ネットで「読み込み中」の時などに現れる、あのアイコンです。なんと、「通信状態が悪くて止まる瞬間」を物理的に演出しているのです。

動画は500万回以上再生され、ツイートにも26万件を超える「いいね」が集まっています。「まさかの物理」「天才の無駄遣い」などのコメントが寄せられる、このマシーンが生まれた背景を、制作した藤原さんに聞きました。
制作者にこだわり聞くと…「止まったときの演技力」
以前、オンラインで仲の良い人たちとビデオ電話をしてすごく楽しかったのですが、参加している全員が口下手すぎて誰も通話を終了させることができず、間延びしてしまった経験があります。
そんなときに、偶然を装って離脱することができるマシーンがあればいいな…と思い、制作しました。
――どんなシチュエーションでの利用を想定して作られましたか。
ビデオ電話を切りたいけれど、なかなか切れないシチュエーションで使いたいなと思って作りました。
――構想期間、制作期間はどれくらいですか。
制作する前日に思いついて、すぐに作りました。制作時間としては3、4時間くらいだと思います。
アクリルを切って作ったローディングサークルの上にパソコンを置いてバキバキに折れてしまって、もう一回作り直したりしました。
ちなみに撮影後、再びパソコンを置いてしまってバキバキに折れてしまい、もういいやとなりました。

あまりこだわりとかはないのですが、電池で動くようにしたので持ち運びが可能なところが便利かなあと思います。状況が落ち着いたら外で使ってみたいです。
あとは、止まったときの演技力です。
――「発想力2億の発明」「天才的」などのリプライや、「欲しい」という声も寄せられていますが、反響についてはいかがでしょうか。
世界中からたくさんの反応をもらえてうれしかったです。マシーンにすると作るのがめんどうになりますが、クリアファイルにローディングサークルを貼ると簡単に作れそうです。
みなさんもぜひ「オンライン飲み会から緊急脱出できるマシーン」を作って、友達を失ってください!