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ネットの話題

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鹿キャラマニアさんからの取材リクエスト

「#おうちで奈良旅」について取材してください。



「おうちで奈良旅」ハッシュタグに込めた思い、今は誘えないけど……

「#おうちで○○」広がっています。

銀とき子さんが「#おうちで奈良旅」をつけてツイッターに投稿した写真
銀とき子さんが「#おうちで奈良旅」をつけてツイッターに投稿した写真 出典: 銀とき子さんの投稿

目次

取材リクエスト内容

外出自粛が続く中、SNS上で#ざ・なら、#わたしは奈良派などのハッシュタグがある奈良では、旅行している気分だけでも味わおうと、生駒あさみさん発案で新たに#おうちで奈良旅という素敵なハッシュタグが生まれ、4月12日にはツイッターにて日本や近畿地方でトレンド入りしていましたが、他府県でも同じように楽しめるかと思いますので、ぜひ取材をお願いいたします。 鹿キャラマニア

記者がお答えします!

おうちで浮世絵、おうちで人形浄瑠璃、おうちで海遊館…コロナ禍で「おうちで○○」というキャンペーンが多く見られるようになりました。そんな中、地名を付けた「おうちで○○」のハッシュタグがツイッターなどで拡散される動きが出始めています。ハッシュタグをたどり、旅行気分を楽しんだり、コメントを付けて観光地を応援したり。ツイッターで味わえる「エア旅」と、それによって励まされている人たちを取材しました。

「来て」言えないのはもどかしい

奈良のシカや、桜が満開の吉野山の風景写真などの投稿がある「#おうちで奈良旅」。個人が始めたハッシュタグですが、一時ツイッターでトレンド入りするなどの盛り上がりを見せています。
「おうちで奈良旅」のハッシュタグを始めたのは、奈良の編集プロダクション「合同会社ココトソコノ制作室」に所属しながら、奈良の情報の地域情報などを取材し発信している生駒あさみさん(@ikomaasami)です。
「桜の名所である吉野山や、明日香村の菜の花…いまが良い時期なのに、『来て』と言えないのはもどかしい」と話します。

#で示す、誘客が目的じゃない

生駒さんがハッシュタグを始めた12日の前日、NHKの「ブラタモリ」《「街歩きの達人・タモリさんが“ブラブラ”歩きながら知られざる街の歴史や人々の暮らしに迫る」(NHK「ブラタモリ」番組HPより)》で、奈良が特集されました。「以前奈良が特集された翌日、すごく人が多くなったことがあって…」と振り返りますが、この状況です。
「取材などで外に出た際に撮った写真をツイッターに上げても、『誘客してるの?』と思われるかもしれないと思った」と生駒さん。「#おうちで奈良旅」というハッシュタグをつければ、誘客が目的ではないということを示せるのではと考えました。
「落ち着いたら奈良に来てほしい」という思いで始めたそうです。

生駒さんによると、現在の奈良駅周辺は「全然人がいない」。直接(会って)の取材は断られたり観光キャンペーンのCMが止まったりなど、生駒さん自身も影響を感じています。

「ハッシュタグに集まった写真を見て、逆に行きたくなってしまうかもしれませんが、そこは堪えて、コロナが終息したらぜひ奈良に来てほしい」と呼びかけています。

ご来光×バス×「明けない夜はない」


地名を入れた「#おうちで○○」は、他にも。

「明けない夜はない」「陽はまたのぼる」という言葉ととともに、乗鞍岳のご来光とバスの車体を映した写真を投稿したのは、長野県のアルピコ交通高速バス(@ALPICO_express)です。
アルピコ交通は、県内外を高速バスでつないだり、県内の路線バスを運行するバス会社です。現在は、コロナ感染拡大防止のため、主力部門である県外とをつなぐ高速バスはすべて運休。県内の貸し切りバスも、4、5月はキャンセルもしくは延期が続き、「非常に苦しい状況です」。
担当者は「ほとんど仕事を止めている苦しい状況ですが、今回のツイッターでの投稿への反応や、お客様からいただく『終息したらまた行くよ』『がんばれアルピコ』の声が励みになっています」
 

ストレス解消目指して「#おうちでながの」

アルピコ交通の投稿には、「#おうちでながの」のハッシュタグがついています。
「#おうちでながの」は、長野県の観光PR事業を展開する一般社団法人「長野県観光機構」が今月8日から始めたものです。

担当する矢沢哲也さんによると、ハッシュタグを始めた目的の一つは、「外出自粛が続き、ストレスをため込んでいる人にアプローチしたい」ということでした。

「長野の地元の方には、自宅にある地元の写真を選んでもらい、ストレスを軽減してもらう。それを都市部の皆さんに届けることで絆がつながる、そういうエンゲージが作れないかと思った」と矢沢さん。

ハッシュタグを見た人たちからは、「気持ちが晴れた」などのコメントがあったといいます。

光をみつけて延命して…

「もう一つは事業者さんへの思いです」と矢沢さん。
善光寺や安曇野、上高地など、観光地を多く抱える長野県。観光客が来ないいまの状況で、宿泊施設やバス事業者などが休業で厳しい状況になっていることは、機構のヒアリングでも明らかになっています。
「本当はお客さんに来てほしいけど、感染を防がないといけないという事業者がたくさんいます。そんな事業者が、ハッシュタグでお客さんに見てほしい景色を投稿しています。投稿への反応を見て勇気づけられたということもあった」

「事業者はいま、光を少しでも見ないと苦しい状況です。(経営を続けるために)いま借り入れをしたとしても、その先が見えないと、不安は高まります。ユーザーからのコメントを見て、少しでも光を見つけてもらい、延命して…そういう気概がいまは必要です」

「私たちがいま、観光地の事業者にできる最大のことは、エンゲージメントをつなぐことだと思っています」と力を込めます。

また、矢沢さんは「みんなそれぞれに好意にしている土地があると思う」と、地名を入れた「#おうちで○○」が、長野だけにとどまらず、多くの地域に広がることを期待しています。

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