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天然水のラベル、スマホに乗せたら天気が変化! 動画と組み合わせて
ラベルを使ったアイデア動画です。
おなじみのミネラルウォーター「サントリー天然水」。そのペットボトルに貼り付けられたラベルを使ったアイデア動画が、ツイッター上で注目を集めています。天候が移り変わる様子を映した動画をスマホで再生し、その上にラベルを乗せると、まるでラベルに描かれている山々の天候が変化しているように見えるのです。投稿主に話を聞きました。
サントリー天然水のラベルを空のタイムラプス動画に乗せたら壮大な感じになった。 pic.twitter.com/epCO9u0cK6
— 氏くん (@ujiqn) January 30, 2020
サントリー食品インターナショナルが手がける「サントリー天然水」。水源地ごとに、南アルプス・奥大山・阿蘇の3つが現在ラインナップされています。
先月30日、その南アルプスの天然水のラベルを使った動画がツイッター投稿されました。
ペットボトルからはがしたラベルをスマホの画面に乗せて、YouTube動画を再生。
すると、半透明のラベルごしに雲が流れ始め、日が沈んだり、星空になったり。まるでラベルに描かれた山々の天候が変化しているように見えるのです。
この動画に対して、「天才」「うらやましい発想力」といったコメントが寄せられ、いいねは3千を超えています。
「天然水は毎日飲んでいるのですが、ラベルをはがしたときに改めてしっかり見たらラベルが透けていることに気づき、そこに遊びの匂いを感じました」
そう話すのは、投稿主で企画作家の氏田雄介さん。株式会社「考え中」の代表を務め、広告や書籍やゲームなどのコンテンツの企画・制作を手がけています。
ごく当たり前のことを詩的な文体でつづった著書「あたりまえポエム 君の前で息を止めると呼吸ができなくなってしまうよ」(講談社)や、1話が54文字の超短編集「超短編小説で読む いきもの図鑑 54字の物語 ZOO(ズー)」(PHP研究所)などでも知られています。
スマホで流している動画はYouTubeで探したものを使用。定点撮影で変化に富んだ、シンプルできれいなものを選び、2倍速で再生しているそうです。
「他に調整はしていません。実際に目で見た方がきれいなので、それを伝えられないのが残念です」
ラベルに描かれている風景は日中であるため、星空を重ねたシーンが一番のお気に入りだといいます。
動画が話題になったことについては、こう話します。
「あくまで個人的な遊びでやったことです。もとの動画とラベルのデザインが素晴らしいことに尽きます。僕は特に何もしていないので恐縮です」
サントリー食品インターナショナル社内でも話題になったというこの動画。広報担当者はこう話します。
「天然水の担当者が『ラベルが生きてるっ!!』『サントリー天然水の世界観が見事に拡張されていてきれい』と驚いていました。ラベル一つですが、サントリーとしては、とても大事にしているものですので、このように美しく遊んでいただけてとても嬉しく思います」
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