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太陽の塔が赤ちゃんに? 公認グッズ「お手玉」の企画担当者に聞いた

太陽の塔をモチーフにした「お手玉」が注目を集めています。

万博記念公園にある「太陽の塔」(左)と、お手玉(右)
万博記念公園にある「太陽の塔」(左)と、お手玉(右)

目次

 大阪府吹田市の万博記念公園にある「太陽の塔」。芸術家・岡本太郎が手がけたこの作品をモチーフにした「お手玉」が先日、ネット上で注目を集めました。太陽の塔が大好きで企画したという担当者に話を聞きました。

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ライトアップされた太陽の塔=2018年11月撮影
ライトアップされた太陽の塔=2018年11月撮影 出典: 朝日新聞

税抜き1800円です


 2018年7月に発売された「太陽の塔 お手玉」(税抜き1800円)。

 太陽の塔を小さく、丸くした形で、高さは約13cm。お手玉という名前ですが、太陽の塔をデフォルメしたぬいぐるみです。

 万博記念公園内のショップや岡本太郎記念館、岡本太郎美術館などで販売されています。

 昨年11月、このお手玉がツイッターで紹介されると「赤ちゃんいたんですね」「なんちゅー可愛さ」といったコメントが寄せられ、話題になりました。

太陽の塔 お手玉
太陽の塔 お手玉 出典: サン・アロー提供

企画担当者に聞きました


 この商品を手がけたのは、ぬいぐるみの企画・製造会社「サン・アロー」(東京都)。

 「開発のきっかけは、担当である私が太陽の塔を好きだったことです」と話すのは、常務取締役の石綿幸治さんです。

 商品化にあたって、岡本太郎作品の著作権管理などを手がける「現代芸術アトリエ」に相談。

 どんなに太陽の塔を変えても良いので自由な発想で面白いものを作ってほしい、という趣旨のことを言われたそうです。

こちらはクッション
こちらはクッション 出典: サン・アロー提供
こちらはフェイスクッション
こちらはフェイスクッション 出典: サン・アロー提供

なぜ、お手玉?


 そうして、まず制作したのが太陽の塔のぬいぐるみ。だるまをモチーフにしたデザインで、そのサイズを小さくしたものが今回話題になっているお手玉です。

 お手玉という名称にした理由について、石綿さんはこう説明します。

 「おもわず握りたくなってしまう手触り感を表現したところ、お手玉という名称があっていると思ったからです。手のひらでポンポンと上げる程度であれば、お手玉として使えると思います」

だるまをモチーフにしたぬいぐるみ(左)と、ぬいぐるみのサイズを小さくしたお手玉(右)
だるまをモチーフにしたぬいぐるみ(左)と、ぬいぐるみのサイズを小さくしたお手玉(右) 出典: サン・アロー提供

新商品の予定も


 商品化に当たって苦労した点については、「現代芸術アトリエ様に面白いと認めてもらえる商品を作るのはとてもハードルが高いので、その点ですね」と振り返ります。

 サン・アローでは、太陽の塔の新しいぬいぐるみやゴルフヘッドカバーなど、岡本作品にまつわる商品をさらに販売する予定だそうです。

 お手玉が話題になったことについては、「私が太陽の塔が好きで始めた企画なので、本当にとても嬉しいです」と話していました。

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