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企画会議がザワついた「牡蠣バッグ」 中身のポーチまでリアルすぎる
牡蠣(かき)の殻そっくりのショルダーバッグ。ファスナーを開くと中にはプリプリとした身のポーチが――。
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牡蠣(かき)の殻そっくりのショルダーバッグ。ファスナーを開くと中にはプリプリとした身のポーチが――。
牡蠣(かき)の殻そっくりのショルダーバッグ。ファスナーを開くと中にはプリッとした身のポーチが――。そんな商品が発売され、注目を集めています。JR西日本とコラボしたという商品について取材しました。
おもしろ雑貨を手がけるフェリシモ「YOU+MORE!(ユーモア)」が、JR西日本とコラボして制作したのが牡蠣にまつわる2商品です。
一つ目が「牡蠣のポーチ付きショルダーバッグ」(税抜き3700円)。
牡蠣の殻そっくりのショルダーバッグの中には、ふわふわ牡蠣の身ポーチがセットされています。
バッグ外側には水彩で描かれた牡蠣の殻をプリント。内側は貝特有のつやめきをポリエステルサテン生地で表現しています。
また、ファスナーのスライダーには、牡蠣の中にもたまに発生するという真珠をイメージしたプラパールと、広島県の名産品レモンのデザインが添えられています。
もう一つが「牡蠣ハンカチ 2枚セット」(税抜き1300円)。
「生牡蠣」と「焼き牡蠣」の2種類で、表と裏でデザインが異なるリバーシブル仕様です。二つ折りにして閉じておくと牡蠣の殻、開くと牡蠣の身になります。
外側は少しシャリッとした綿素材、内側はフワッとしたシャーリングタオル素材になっており、手触りの違いも楽しめます。
これらの商品は、JR西日本が展開している「せとうちパレットプロジェクト」とコラボしたもので、企画やデザイン、製造をフェリシモが主に請け負って、サンプルの監修や販売をJR西日本が担当しています。
企画したフェリシモのプランナー・楢崎友里さんは、きっかけについてこう説明します。
「瀬戸内の魅力を発信し、もっと瀬戸内地方にたくさんの人が来るきっかけになるような商品を作ることになり、私が広島県出身だったこともあって『ぜひ広島をPRする商品を作りたい』と手を挙げました」
瀬戸内や広島に遊びに来るきっかけとなる商品として、持ち歩くときに身につけるグッズに。
商品を持っている人が「宣伝大使」となるような、インパクトがあって広島らしいモチーフを、と考えて牡蠣を選びました。
「牡蠣のグレートーンな感じが、うっかりおしゃれに仕上がる可能性もあるぞ、と個人的には感じていました」
シェル(貝)型のバッグは世の中にあるけど、「牡蠣もシェルなのに牡蠣型は無いな」と気になっていた楢崎さん。
「よく考えたら、パカッと開く牡蠣の形はバッグにするのにうってつけなのでは」とひらめいたそうです。
ゴツゴツした殻の中に、丸くて可愛らしいプリッとした身が入っているギャップを生かそうとした結果、牡蠣の殻のバッグの中に身のポーチが入っているという仕様になりました。
「ハンカチの方は、広島のお土産物屋さんで売られることがあれば、お土産として手に取りやすいアイテムですし、リバーシブルの二つ折りのデザインにすることで『牡蠣を開けたときの喜び』も表現できるなと思い、企画しました」
牡蠣バッグとハンカチの企画を披露した時の、JR西日本の担当者の反応はどうだったのでしょうか?
「真面目な会議の場だったのですが、企画書を見せたときに場がざわつき、担当者は困惑されていましたね」
その場でウケていたのはフェリシモの社員ばかりだったので、「これはまずい!」と思ったそうですが、無事にOKが出たそうです。
「きっと社風も違ったと思うのですが、最終的に採用に持っていっていただいて本当に感謝しております」
おもしろアイテム系を作るときは、ユーモアのあるものほど真面目に誠実に作ることを心がけているという楢崎さん。今回の商品についてはこう話します。
「届いたときに後悔はさせないクオリティで作っています。渾身の一品なので、ぜひお手にとっていただきたいです」
◇ ◇ ◇
牡蠣グッズは現在、オンラインショップ「EVERYTHING FROM.JP market」のみでの取り扱いですが、広島県内の土産物屋で販売を検討してくれているところもあるそうです。
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