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逆さに読んだら「エアコン」だ! 富士通ゼネラルのノクリアが話題に
富士通ゼネラルのエアコン「nocria(ノクリア)」。その英語表記を逆さに読むと「aircon(エアコン)」だった――。
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富士通ゼネラルのエアコン「nocria(ノクリア)」。その英語表記を逆さに読むと「aircon(エアコン)」だった――。
富士通ゼネラルのエアコン「nocria(ノクリア)」。その英語表記を逆さに読むと「aircon(エアコン)」だった――。そんな気づきがツイッター上で話題になっています。命名の由来について取材しました。
nocriaが発売されたのは2003年3月。現在ではほとんどの高価格帯エアコンに付いているフィルター自動清掃機能を初めて搭載した点が特徴です。
2008年には業界最小サイズのnocria Sシリーズ、2013年はデュアルブラスター搭載のnocria Xシリーズを開発。
最近の機種では、運転中の部屋の暖まりやすさ、冷えやすさをAIが学習する機能も搭載しています。
気象データをもとに翌朝の冷え込みが厳しいときや、熱帯夜になりそうなときに、起床時刻や帰宅時刻に快適な室温となるタイマー予約の提案をスマホに通知してくれる機能もあります。
今月中旬、nocriaを反対から読むとairconとなることに気付いた人がツイッターに投稿。
すると、「言われて初めて気付いた」「家電芸人さんの誰かが言ってたような」「ネーミング考える人ってすごいわ」といったコメントが寄せられ、話題になりました。
命名の由来について、富士通ゼネラル国内営業本部の宣伝部長・秋場竜一さんはこう説明します。
「今までのエアコンの常識をくつがえす優れた製品であることから、『aircon』のスペルを逆さまにした『nocria』と名付けました」
当時、富士通ゼネラルの国内エアコンビジネスは、普及機種では健闘していたものの、高級機種では大手総合家電メーカーのブランド力になかなか太刀打ちできず、苦戦を強いられていたそうです。
そんな中、「他社とは全く違う、あっと驚くような商品を出さなければエアコンビジネスは生き残れない」という危機感の下で、フィルター自動清掃機能を搭載したnocriaが誕生。
ネーミングについて社内公募や専門家などを交えて検討を重ねた結果、airconのスペルを逆さまにして名付けることが決まったそうです。
その後も、従来にない画期的な形態、性能、機能を持ったエアコンにnocriaと命名してきましたが、2017年モデルからは家庭用エアコンの全機種がnocriaを名乗っています。
取引先への商品紹介の際には、必ず話題にしているというnocriaの由来。
注目を集めたことについて、秋場さんはこう話します。
「大変うれしく思います。まだまだご存じない方が多いと思いますので、そのネーミングと合わせて皆様に知っていただきたいと思います」
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