話題
「猫カフェ」になる段ボール! 猫用トイレの箱を有効活用、鮮魚店も
猫用トイレを買ったら、段ボール箱が「猫カフェ」になった――。
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猫用トイレを買ったら、段ボール箱が「猫カフェ」になった――。
猫用トイレを買ったら、段ボール箱が「猫カフェ」になった――。そんなツイートが注目を集めています。猫カフェ以外に「鮮魚店」もあるという外箱についてユニ・チャームを取材しました。
ユニ・チャームが販売している「デオトイレ快適ワイド本体セット」。猫用トイレと砂、シートがセットになった商品です。
話題になっているのは、そのセットの外箱である段ボールです。
上面部分がカフェの庇(ひさし)になり、キリトリ線に従って外していくと、ドアやテイクアウトの受け渡し口が出来て、猫カフェになります。
受け渡し口の下には、ミルクやフィッシュスープ、ツナゼリーといった猫が好きそうなメニューが並んでおり、中から猫が顔を出すと、まるで店長のように見えるデザインです。
先日、組み立てた様子がツイッターで紹介されると、「こんなお店があったら毎日通う」「猫が段ボール好きなのをわかってる」といったコメントが寄せられ、注目を集めました。
段ボールを猫カフェにするというアイデアについて、ユニ・チャームの担当者はこう話します。
「『猫は段ボールに入って遊ぶのが大好き』というのは、多くの消費者調査や猫を飼っている経験からわかっていたので、デオトイレをお届けする『箱』で何か付加価値を生めないかということを以前から検討していました」
フルカラーの化粧箱を使った商品もあるなかで、店頭で価値を高めるにはどうしたらよいか、段ボールの茶色の風合いを生かしたやり方はないか、と検討。
「茶色」=「ナチュラルテイスト」という発想から猫カフェのデザインコンセプトが生まれたそうです。
企画するにあたって、商品価値を伝えることは維持しながら、猫と飼い主が楽しく遊べるコミュニケーションツールになるよう心がけたといいます。
インスタ映えも意識して、正面から写真を撮ったときにお店の全体に加えて猫の顔が隠れず、可愛らしくのぞき込んでみえるような位置に窓枠を調整。
「店長」として名前を書ける欄を設けたり、メニューを実際に猫の好物にしたり、値段を222円(ニャンニャンニャン)にしたりと、細かな遊び心も。
2018年10月にテスト的に数量限定で展開したところ、SNSなどでも好評だったため2019年4月から定番化。
猫カフェに加えて、今年5月には「鮮魚店バージョン」も発売。こちらは限定企画品「デオトイレ快適ワイド本体セットダークグレー」が対象です。
「猫が段ボール好きなのをわかってる」「段ボールハウスを買うと意外と高いからお財布的にもうれしい」といった声が寄せられているこの段ボール。
話題になったことについては、こう話します。
「何より猫ちゃんと飼い主様に喜んでいただいていることをうれしく思います。これからも猫ちゃんと飼い主さんの生活に寄り添った価値提案をしていきたいです」
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