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話題

徹底的に手軽、でも本格的「バズレシピ」に込めた「まじめな思い」

"料理のおにいさん"こと、料理研究家のリュウジさん(左)は、誰でも手軽に作れる料理「バズレシピ」の考案者。活動の背景にある思いに、ユーチューバー・よききさんが迫りました。
"料理のおにいさん"こと、料理研究家のリュウジさん(左)は、誰でも手軽に作れる料理「バズレシピ」の考案者。活動の背景にある思いに、ユーチューバー・よききさんが迫りました。

目次

最近、温かい食事をとれていますか? 毎日忙しく、ついファストフードや、コンビニ弁当で済ませがち……という人もいるかもしれません。でも、ご安心を。「バズレシピ」なら、手軽に本格的なメニューが楽しめるんです。考案者で料理研究家のリュウジさんは、動画やSNSで調理法を発信。幅広く支持されています。「今の食事は、十年後の自分をつくる」。その言葉の真意について、若者に人気のユーチューバー・よききさんが、一緒に料理しながら聞きました。(withnews編集部・神戸郁人)

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話題のメニュー作りに挑戦

リュウジさんが提唱するバズレシピは、短時間で作れるのが特徴。コンロではなくレンジを使ったり、材料にスナック菓子を採り入れたりするなど、簡単に調理を楽しめる工夫も満載です。

開発した献立に関する情報は、ツイッター(@ore825)やYouTubeを通じ、ファンに届けています。


今回、よききさんとリュウジさんが顔を合わせたのは、withnewsのYouTube番組「withよきき」の収録現場です。話題のメニューを、実際に作ってみようということで、集まりました。

この日挑んだのは、「レンジ鶏チャーシュー」。鶏もも肉にネギやニンニクを混ぜ、温めるだけというものです。

「電子レンジさえ使えれば、誰でも出来ますよ!」。リュウジさんの声かけに、ほぼ自炊の経験がないよききさんも、「楽しそう!」と気合十分です。

「レンジ鶏チャーシュー」の材料一覧
「レンジ鶏チャーシュー」の材料一覧

緊張気味のよきき、その任務は……

まずは薬味の準備です。リュウジさんは、ニンニクを包丁の側面で、細かく押しつぶしていきます。

「親の仇(かたき)のようにやって下さい!」。通り名である”料理のおにいさん”らしく、そんな一言で、場を和ませる気遣いも忘れません。

一方の鶏肉はタッパーに入れ、調味料が染み込みやすいよう、フォークで穴を開けます。続けて、リュウジさんから指示を受けつつ、砂糖やしょうゆを加えていくよききさん。やや緊張気味の表情です。

無事に入れ終え、「料理出来るじゃないですか!」とねぎらわれると、とびきりの笑顔が咲きました。

「自炊人口」を増やすことが夢

次に、鶏肉を加熱していきます。二人はタッパーをレンジで温める間、お互いの活動について語らいました。

よききさん 「リュウジさんは、何でバズレシピを作っているんですか」

リュウジさん 「『自炊人口』を増やしたい。その思いだけで続けていますね」

よききさん 「そういう目的だったんですね! ところでリュウジさん、昭和生まれということですが、見た目めっちゃお若いですよね?」

リュウジさん 「いいもん食ってるからですかね?(笑)真面目な話で恐縮なんですけれど、いま口にしている食事は、十年後の自分をつくっているんですよ。昨日食べたもの(の影響)って、今日には出ない。十年後に現れてきます」

食事の効果は、時間が経って初めて分かる。体内に毎日取り込むからこそ、決しておろそかにしてはいけない--。リュウジさんの活動の本質が、垣間見えた時間でした。

レンジが止まった後、更に余熱で温めたら、「レンジ鶏チャーシュー」の完成です。キラキラと輝くタレにつかった、プリプリの鶏肉は、見ているだけで食欲をそそります。

「どうでした? このメニュー、作ってくれますか?」「絶対作るっす!」

にこにこしながら、おいしい料理を食べる、よききさんとリュウジさん。その姿は、誰かと温かい食卓を囲むことの喜びを、かみしめているようでした。

料理とは、最も身近な「異世界への扉」

収録を脇で眺めていた私(筆者)も、就職後に一人暮らしを始めて以降、外食しがちになってしまった一人です。「面倒だな」と、台所に立つのを諦めたことは数知れず。二人を見て、「もっと早く、バズレシピを知っておけばよかった!」という気持ちになりました。

そんな私でも、数少ない料理の経験を振り返ってみると、楽しい記憶がよみがえります。知人からもらったトマトで、出来上がりを想像しつつカレーを作ったり、友達と盛り上がりながらギョーザを焼いたり……。完成した時の達成感は、得がたいものでした。

一歩踏み出してみれば、新しい景色が見えてくる。料理とは、最も身近な「異世界への扉」と言えるかもしれません。でも、ほんの少しのおっくうさが、出会いの機会を失わせてしまうというのも、ままあることです。

バズレシピは、その扉を誰に対しても開く、素敵なアイデアです。これからも自炊人口を増やし、食によって人と人がつながる、豊かな社会をつくる力となって欲しい。心からそう思っています。私も、これからレシピを実践してみたいと感じました。

★レンズ鶏チャーシューの作り方★

【材料】

・鶏もも肉 1枚(300g)
・しょうゆ 大さじ2
・みりん 大さじ2
・酒 大さじ2
・砂糖 大さじ1半
・にんにく(スライスする) 1片
・鷹の爪(刻んでおく) 1本
・糸唐辛子 あれば少々
・小ネギ あれば少々
 

【調理の手順】
 

①調味料(しょうゆ、みりん、酒、砂糖、酒、にんにく、鷹の爪)を混ぜ、タレを作る。

②フォークで鶏モモ肉の表面に穴をあけ、耐熱容器にタレと一緒に入れる。

③容器にラップなどを載せ、600ワットのレンジで3分間加熱(500ワットの場合は3分半)。続けて肉をひっくり返し、1分半温めたら、レンジの中に5分間置き、余熱で火を通す。

④好みの大きさに切り、残りのタレと糸唐辛子、小ネギを散らす。
 
◇ ◇ ◇

6月24日まで、東京・渋谷の「Royal Garden Cafe SHIBUYA」にて、リュウジさん考案の「お酢レシピ」が食べられます。(詳細は同店HP
【YouTube番組「withよきき」はこちら】

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