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「噂」をひっくり返すと「嘘」に! 皮肉込めたアンビグラムが話題に
横一列に6個並んだ「噂」という文字。これを逆さにするとすべての文字が「嘘」に変わる――。
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横一列に6個並んだ「噂」という文字。これを逆さにするとすべての文字が「嘘」に変わる――。
横一列に6個並んだ「噂」という文字。これを逆さにするとすべての文字が「嘘」に変わる――。そんなアンビグラム作品がツイッター上で注目を集めています。「皮肉を込めました」と話す作者に聞きました。
『噂』
— ロボット (@_he_art) 2019年5月9日
逆さにするとゾッとします。#アンビグラム pic.twitter.com/6Owx31z5Zj
アンビグラムとは、異なる方向からも読み取れるようにしたグラフィカルな文字のこと。
話題になっているのは、今月9日に「『噂』 逆さにするとゾッとします」という文章とともにツイッター投稿されたアンビグラムです。
横一列に6個並んだ「噂」という文字。右端に「口」が一つ多く付いていて、一画だけ右上に伸びている箇所がありますが、一見して「噂」という文字だと認識できます。
それをひっくり返すと、すべての文字が「嘘」という文字に読めてしまいます。
この投稿に対して、「めちゃくちゃエッジきいてる」「センスの塊」「嘘でしょ」といったコメントが寄せられ、リツイートは1万、いいねは3万を超えています。
投稿したのは、ロボット(@_he_art)さん。20代の会社員で、ツイッター上で定期的にアンビグラム作品を公開しています。
今回の作品を制作したきっかけについて、こう話します。
「アンビグラム作家がテーマに沿った作品を持ち寄る企画があるのですが、今月のテーマが『都市伝説』。そこで制作したものです」
「噂」と「嘘」を組み合わせた狙いについては、「噂を真に受けて信じてしまう人って結構多いと思います。でも、ちょっと見方を変えれば嘘だって気づけるものばかりなんですよね。その皮肉を込めました」と説明します。
読みやすくすることと、互いの言葉に関連性があることをいつも心がけているというロボットさん。
題材を思いつくまでに数日間かかりましたが、図案ができあがるまでに30分、清書するのは30分だったそうです。
「噂1文字を180度回転させて嘘にしようと思ったんですけど、口の位置が左右逆になってしまい悩みました。そこで横一列に並べることで、どちらにも読めるようにしました」
作品集作りました。
— ロボット (@_he_art) 2019年2月12日
左上に解説があるのでクイズ感覚でお楽しみください。#アンビグラム pic.twitter.com/hnA5Im3n5f
多くの反響が寄せられていることについては、こう話します。
「楽しんでもらえて幸せです。時間をかけた作品に反響がなかったり、短期間で作製した作品に反響があったりして、どんな作品に人気が出るのか予想できないのがおもしろいです」
そして、こう付け加えます。
「『噂』と『嘘』について、いろいろ答えましたが、この内容も本当かどうかわかりませんよ(笑)」
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