話題
大人の学び直しにピッタリ 副読本「おとなドリル」一般向け販売開始
家庭科の授業向け副読本「おとなドリル」の一般向け販売が18日から始まりました。
話題
家庭科の授業向け副読本「おとなドリル」の一般向け販売が18日から始まりました。
家庭科の授業向け副読本「おとなドリル」の一般向け販売が18日から始まりました。2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられることを受けて企画されたこの本。学校向けDVD教材のサポート用に作られましたが、ネット上で一般販売を望む声が相次いだことを受けて対応しました。出版元の担当者に話を聞きました。
18日から教育図書のオンラインショップで販売が始まった「18歳成人に向けて おとなドリル」(税込み151円)。
B5判フルカラーの全28ページで、以下の6つのテーマを扱っています。
・おとなの条件とは?(18歳成人で変わること、変わらないこと)
・ひとりでできる契約の楽しさと怖さ
・「支払いはクレジットカードで…」ってどういう仕組み?
・もうお小遣いとは呼ばせない(家計管理の基礎)
・あなたはどのタイプ? 性格診断テスト(気をつけたい悪質商法)
・困ったとき、相談できるのがおとなです!(消費者トラブルなどの相談先を考える)
各テーマごとに、ドリル2ページ+解説2ページが基本となっています。
おとなドリルのきっかけは、NHKエンタープライズと制作した「18歳成人 ~できること できないこと~」という学校向けのDVD教材。
その学習をサポートする副読本として制作しましたが、学校向けに発売する前に、編集に関わった教育図書ものづくり事業部の河井祐樹さんがツイッターで紹介したところ話題に。
「大人自身の学びなおしにも有効」「一般向けにも発売してほしい」といったコメントが寄せられ、リツイートは2万5千、いいねは4万9千を超えています。
「契約などは、大人でも理解の難しい内容が多く、生徒の皆さんが気軽に学べる教材にすべく心がけました」と河井さんは言います。
高校だけでなく中学でも使うことを想定して、常用外の漢字にはできる限り読みがなを振り、クイズや計算問題などは、勉強が苦手でも楽に取り組めるよう難易度に配慮。
高校生の男の子と女の子が、謎の着ぐるみたちに「おとな」について教えてもらうというストーリーをマンガ形式で入れるなど、読みやすさも工夫しました。
「消費者教育の内容を中心に、色々と載せたいものはあったのですが、細かい内容よりも、『おとな』になってから大切なことについて大掴みできるように、なるべく内容を精選しました」
自身のツイートがきっかけで一般販売が始まったことについては、こう話します。
「中高生向けに企画したものではありますが、ドリルを通じて一般の方にも『おとなの常識』を振り返るきっかけになればうれしいです」
1/12枚