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これ考えた人は天才か! 丸亀城スタンプラリー、重ね押しで城が完成
丸亀城(香川県丸亀市)に設置されたスタンプラリーが、ネット上で注目を集めています。
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丸亀城(香川県丸亀市)に設置されたスタンプラリーが、ネット上で注目を集めています。
丸亀城(香川県丸亀市)に設置されたスタンプラリーが、ネット上で注目を集めています。城内5カ所に設置されたスタンプを台紙に押していくたびに色がどんどん重なり、最後に城が完成する仕組みです。設置までの経緯を聞きました。
石垣の名城として有名で、その天守は現存十二天守にも数えられている丸亀城。
話題になっているのは、そこに設置されているスタンプラリーです。
観光案内所で200円で販売されている台紙を購入すると、スタンプの場所や順路が書かれた用紙を渡されます。
1つ目のスタンプを押すと、赤い点のような模様が現れます。2つ目を押すと「丸亀城」の文字とともに城のシルエットと空の青が。
3つ目で木々の緑が現れ、4つ目で城や石垣の陰影がつき、最後の5つ目で黒のインクがつき、全体がはっきりと浮かび上がります。
ツイッターでこの様子が紹介されると、「やってみたい」「スタンプラリーっていうアイデアがすごい」といったコメントが寄せられ、話題になっています。
「今年3月1日から始めた取り組みです。台紙の売り上げの一部は豪雨被害にあった石垣の修復に充てる予定です」と話すのは、丸亀市観光産業課の担当者。
せっかく丸亀城に来てもらったのだから、あちこち見てほしい。そして、昨年の豪雨被害で崩れた石垣も実際に見てもらって、応援してもらいたい。そんな思いからスタンプラリーを企画したそうです。
使っているのはシヤチハタの「重ね捺しスタンプラリー」専用のスタンプ。
台紙を枠にセットすることで、ずれることなく押すことができるため、誰でも簡単に城を完成させることができます。
「展示会に出展した際にシヤチハタさんのブースで見つけて、いつかこれを使えないかと考えていたんです」
注目を集めたことについては、こう話します。
「スタンプが話題になったことをきっかけに丸亀城に足を運んでいただき、応援していただけるとうれしいです」
シヤチハタによると「重ね捺しスタンプラリー」のベースとなるものは、2005年の愛知万博ですでに使われていたといいます。
ほぼそのままの仕組みで、2016年ごろからオーダーメイドで制作する商品として販売を開始したそうです。
シヤチハタの広報担当者は「丸亀城のスタンプも、みなさまに喜んでいただけているようでうれしい限りです。これからもいろんな場所で使っていただけるようにがんばります」と話していました。
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5月3~4日、丸亀城周辺では「第70回丸亀お城まつり」が開催されます。詳しくはこちら。
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