話題
武将12人の中に醤油チョコ? バレンタイン向け「つわもの揃い」とは
12人の武将をイメージしたチョコレート詰め合わせが話題です。
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12人の武将をイメージしたチョコレート詰め合わせが話題です。
12人の武将をイメージしたチョコレート詰め合わせ。それぞれに武田信玄、伊達政宗といった名前が付けられている中、なぜか「醤油」が……。ネット上で注目を集めているMary'sの「つわもの揃い」について取材しました。
全国各地の武将12人をイメージしたチョコレート詰め合わせ「つわもの揃い」(税込み2160円)。
それぞれの武将にちなんだ日本酒や和素材を使用しており、武将ファン以外も楽しめるようになっているそうです。
メリーチョコレートカムパニーのホームページ上では、各チョコレートの特徴も紹介されています。
紹介されている武将は12人ですが、チョコは15個入り。残り3個は「醤油」1個、「スイート」2個となっています。
1月中旬、ツイッター上でこの商品が紹介されると、「全部食べ終わったら兵どもが夢の跡ってか」「武将の中に醤油がまざってる」といったコメントが寄せられ、注目を集めました。
どのような経緯でこの商品が誕生したのか? なぜ「醤油」が入っているのか? マーケティング本部商品企画部の担当者に話を聞きました。
――なぜ武将をテーマにしたチョコを企画したのでしょうか
他社に比べてオリジナリティーがあり、世界観をもったバレンタインカテゴリーを狙って企画しました。
「それぞれの武将がもつ世界観をパッケージデザインやチョコレートに反映したらおもしろいのでは」という意見があり、採用しました。
――昔からある商品なのでしょうか
こちらの商品は2010年から3年続けて販売し、その後しばらくお休みして、2017年に再開しました。
お買い求めいただくメインターゲットは女性で、当初はプレゼントする男性像を思い描いて贈ってほしいというものでした。
現在では、歴史が好きな「歴女」や、ゲームや漫画で武将をモチーフにしたものがはやったこともあり、こだわりのある女性をターゲットにしています。
――年を経てアップデートされた点は
初年度は、パッケージデザインが先行していて、チョコレートは今年ほど武将にこだわったものにはなっていなかったと思います。
多くの支持を得るようになり、チョコレートの素材にもゆかりのものを入れていくようになり、カラーにもこだわるようになりました。
お客様の中に歴史に詳しい方がいらっしゃるので、史実に合っているかを確認しながら、「より詳しい方にも喜んでいただける内容を盛り込んでいけるか」というところに苦心しました。
今年はマニアの方にも喜んでいただけるよう、テーマとなる武将の家臣、あるいは反逆者を忍ばせています。
――パッと見ると、どのあたりが武将なのかわかりにくい気もしますが……
パッケージにその武将をイメージした甲冑(かっちゅう)のイラストを入れてあり、チョコレートにも甲冑のイラストが入ったチョコレートをのせています。
そのほか、徳川家康が甲冑につけていた数珠のモチーフや、真田家の六文銭のイメージ、石田三成ゆかりの地・滋賀県の琵琶湖をイメージした水色のカラーなど、あからさまにわかるところよりは、細かいところにこだわっています。
――詰め合わせの中に「醤油」「スイート」が入っていますが
「醤油」は、弊社が例年フランスのチョコレート展に出展して好評な和素材の味わいを生かしたチョコレートです。
「スイート」はメリーのベースとなる味わいで、勝利を表す青い紙で巻いて詰め合わせました。
――売れ行きや反響は
順調に伸びています。商品をホームページでアップしただけで、かなりお問い合わせがありました。
このたび、関ケ原の地区で販売をしたところ、地元のテレビなどにも取り上げられ、盛り上がりました。
――話題になったことについては
今年もツイッターキャンペーンを行い、推し武将をアンケート機能で投票していただいたところ、多くの投票が寄せられて、短時間で追い越し追い越せの盛り上がりをみせました。コメントも連なり、お客様の関心の高さがうかがえました(ちなみに1位は伊達政宗でした)。
若い女性や、普段は百貨店のメリーのお店にいらっしゃらない新しい層の方にも、メリーチョコレートを知っていただき、接点をもてたということが、この商品を展開した収穫だと考えています。
――オススメの楽しみ方は
今回はテーマとなる武将についても掘り下げて、ゆかりのある素材などのチョコレートを選んでいますし、家臣や反逆者などもひそませています。チョコレートのボックスに入れた説明を読みながら、一粒ずつ推し武将のチョコレートを楽しんでいただければと思います。
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