話題
テとムが「云」に見えたので… 片仮名「システム」を漢字1字に凝縮
「システム」のテとムが「云」に見えたのがきっかけで、このカタカナ4文字を「漢字1文字」に凝縮した人がいます。
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「システム」のテとムが「云」に見えたのがきっかけで、このカタカナ4文字を「漢字1文字」に凝縮した人がいます。
「システム」のテとムが「云」に見えたのがきっかけで、このカタカナ4文字を「漢字1文字」に凝縮した人がいます。このありそうで存在しない漢字がツイッター上で発表されると、多くの注目を集めました。誕生の経緯について話を聞きました。
「『システム』って書こうとするとどうしても『テ』と『ム』が繋(つな)がってしまうので新しい漢字を提案したい」
今月10日、こんな文言とともに2枚の画像がツイッター投稿されました。
1枚目には、シャープペンで書かれた「客の好みに合わせてオーダーするシステム」という文章が写っていますが、最後のテとムがつながって「云」となっています。
2枚目には、これをきっかけに作られた漢字1文字が写っており、「システム」と読み仮名がふってあります。
「さんずい」に「会」という文字を組み合わせたように見えますが、会の上には横棒がついています。シ・ス・テ・ムの4文字すべてを組み合わせて、いかにも存在しそうな漢字になっているのです。
「システム」って書こうとするとどうしても「テ」と「ム」が繋がってしまうので新しい漢字を提案したい。 pic.twitter.com/5VDywtulId
— おおひなたごう (@gooohinata) 2019年1月10日
このツイートに対して、「いい漢字ですね」「国内で定着していくと面白いなあ」といったコメントが寄せられ、リツイートは5万、いいねは13万を超えています。
投稿したのは、ギャグマンガ家のおおひなたごうさん。『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』(KADOKAWA)が11巻まで発売中で、京都精華大学新世代マンガコース専任教員、秋田県羽後町観光宣伝大使も務めています。
どのようにしてこの漢字が生まれたのか? おおひなたさんに話を聞きました。
――思いついたきっかけを教えてください
京都から東京へ向かう新幹線の中でマンガのネタを考えていました。その時に「システム」という言葉が出てきて、急いで書いたら「テ」と「ム」が繋がってしまったんです(図1)。
繋がった「テ」と「ム」を見ていたら「云」という漢字に見えてきて、「シス」も繋げたら一つの漢字に出来そうだなと思ったのがきっかけです(図2)。
――1文字に落とし込むにあたって苦労した点は
「沙」と「絵」を組み合わせて「会」の上に横棒を付け足しただけなので、全く苦労してないです。3分で出来ました。
――この漢字に「ここに注目」という点があれば教えてください
「さんずい」に「會」と書く漢字の略字で、「さんずい」に「会」と書く漢字は実際にあります。それと混同しないようにして欲しいです。さんずいに会と書く漢字には、上の横棒がないので「ス」になりません。
――「こんな風に使って」という用途があれば
使う機会なんてあるのでしょうか……
――多くの反響が寄せられていることについては
やはりみんな「テ」と「ム」が繋がってしまうんだなあ……と。
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