MENU CLOSE

お金と仕事

衣替えの季節「コート」どう選ぶ? 定番のあのコート、実は最強説

目次

サラリーマンの日々をキャラ化した「城崎広告」のメンバーが日頃感じている疑問を、withnews編集部がフカボリ取材する「会社員のモヤモヤ」。51回目は「冬の装い」についてです。
城崎広告
【PR】手話ってすごい!小学生のころの原体験から大学生で手話通訳士に合格

今回の登場人物

朝日奈彬
営業部所属の28歳。高いコミュニケーション能力とポジティブシンキングが長所。趣味はテニス、スキー、サーフィン、ランニング。

 

水上芳樹
企画部所属の33歳。妥協を許さぬ審美眼の持ち主で、広報やアートディレクションでも手腕を発揮。趣味はおうちエステと観劇。

 

菱乃木賢悟
事業推進部所属の32歳。新たな価値とガジェットを創造し続ける天才肌のメカニック。趣味は工作と家電新製品チェック。

 冬に向けた衣替え、もう完了しましたか?本格的に寒くなる前に、そろそろ準備しておきたいですね。

 

朝日奈

水上さんはコートも毎年新調しているんですか?

 

水上

実際に購入するかは別にして、必ずトレンドをチェックするようにしているよ。
その上で気に入ったものがあれば手に入れるんだ。

 

菱乃木

芳樹クン、ファッション関係にはほんと熱心だよね!
ボクは寒くなければなんでもいいと思ってるけど。

 

朝日奈

俺は賢悟さんほど割り切れませんが、うーん、迷い始めると難しいです。
最近は選択肢も多くて。

 

水上

それじゃ、今回のテーマはこれで決まりだね。
 この冬のおすすめの着こなしについて、男性ファッション誌「MEN’S CLUB」や「GQ JAPAN」などの編集を手がけてきた、アエラスタイルマガジンの編集長、山本晃弘さんに聞きました。

山本晃弘
 

「クラシック回帰」と言われてきた流れが変わってきた

 

水上

本日はよろしくお願いします。
この冬のコートのトレンドについてお伺いしたいのですが。

 

山本

よろしくお願いします!
まずは全体感についてですが、近年、継続してクラシック回帰の動きが主流になっていました。

 

朝日奈

クラシック回帰、ですか。
具体的にはどんなスタイルでしょう?

 

山本

メンズファッションにおけるクラシックとは、伝統的な英国調の着こなしを指し、あるときはチェック柄がトレンドになったり、あるときはツイード素材のものが数多く提案されたりしました。
出典:AERA STYLE MAGAZINE

 

菱乃木

チェック柄いいよね!
たしかにこういう素材のコート持ってるなぁ。

 

山本

クラシックのトレンドは続いていますが、ここに来て、新しい流れも生まれつつあります。

 

山本

「アメリカントラッド」、通称「アメトラ」と呼ばれる、米国式のファッションにも注目が集まっています。コーデュロイのアイテムが巷に増えてきたのは、その影響もあるかもしれません。
出典:AERA STYLE MAGAZINE

 

朝日奈

俺はこういうスタイル結構好きです!

 

山本

また、色に関しては「ブラウン系」が流行しています。

 

水上

色のトレンドもここ最近少し変わってきていますか?

 

山本

スーツに関してはネイビーが流行の中心でした。
おそらく「スピード」や「潔白」といった仕事ぶりが時代に求められていた事が理由でしょう。

 

菱乃木

うんうん、芳樹クンとか、あとちーサンのイメージだよね!

 

山本

それがここにきて、「余裕」「包容力」といった柔軟なビジネスパーソンが求められるようになったことでブラウン系のスーツが増えてきたのではないでしょうか。

 

水上

たしかに、色の与える印象は大きいですからね。
今年はブラウン系を選んでみようかな。

 

山本

全体としてカッチリとした印象のスーツから、余裕を感じさせるスーツにトレンドが変わりつつあるように見えます。
出典:AERA STYLE MAGAZINE

 

朝日奈

余裕、というキーワードはまだ俺には背伸びした感じかもしれませんが、こういうのは着てみたいですね。

 

山本

スーツの上に羽織るコートに関しては、機能面を強調した、売り場で明確に説明がしやすいような物が増えてきている印象です。

 

菱乃木

機能性重視大賛成!
最近はお店の人も詳しく教えてくれるよね。

 

山本

そうですね!
一見普通のコートでありながら、内側に取り外し可能なライナーが着いていて、1着で3パターン(ライナーありコート、ライナー無しコート、ライナーのみ)の着こなしができるようなものです。

 

朝日奈

最近は秋冬の気温もかなり上がったり下がったりしますから、ライナー付きで調節できるのは便利です!

 

山本

コートが定番とも言えるマッキントッシュのダンケルドシリーズからも、内側にライナーの着いた物が出てきています。

 

水上

それは気になります。
ライナー付きはもはや定番の一つになってきているんですね。

 

山本

機能や素材が優先される傾向は、ビジネスシーンでの利用を考えたら当然と言えば当然の流れかもしれません。

オススメは「キルティングジャケット」

 

菱乃木

編集長のオススメも教えてほしいな!

 

山本

そんな中、私がおすすめするのが「キルティングジャケット」です。
昔からあるものなので、元祖機能系コートと言えるのではないかと思います。もしかしたら、クローゼットの奥にあるという人もいるのではないでしょうか。

 

朝日奈

たしかに、持っているような気がします。
最近は着てなかったかもな……オススメの理由を教えてください!

 

山本

まず素材ですが、ナイロンやポリエステルといった化学繊維のため、シワになりにくく防風の機能もあります。
さらに、防水の機能がなくとも、少しの雨であれば大丈夫。

 

菱乃木

機能性バッチリだね!
雨にも強いのは嬉しいな。

 

山本

デザインに関しては、定番のものもありつつ、丈の長さやシルエットの形などが毎年少しずつ進化していて、ビジネスシーンにもカジュアルにも共に合わせやすいことが特徴です。
出典:AERA STYLE MAGAZINE

 

水上

なるほど、機能性とデザインのバランスが素晴らしいですね。

 

山本

有名なブランドだと「ラベンハム」や「マッキントッシュ」があげられます。
それ以外にも、多くのブランドからキルティングジャケットが提案されているので、実際に試着をしてから購入したほうがいいでしょう。

 

水上

試着は重要ですよね。
自分にあった一着を見つけないと。

 

山本

キルティングジャケットであれば、コートにしては値段がそれほど高すぎないこともおすすめする理由の一つです。

 

朝日奈

それはすごく嬉しいポイントですね!

 

山本

機能性とコストバリューを重視して、今年は「キルティングコート」を活用してみてはいかがでしょうか?

 

菱乃木

ボクもちょっと興味がわいてきたかも!
ありがとうございました!
■今回は話を聞いた人

山本晃弘 Teruhiro Yamamoto

AERA STYLE MAGAZINE編集長。MEN’S CLUB、GQ JAPAN」などを経て、2008年より現職。
新聞やWEBなどでファッションとライフスタイルに関するコラムを執筆する傍ら、現在は、トークイ
ベントを通じて、ビジネスマンや就活生にスーツの着こなしを指南するアドバイザーとしても活動中。
執筆した書籍に、「仕事ができる人は、小さめのスーツを着ている。」がある。

https://asm.asahi.com/
 

関連記事

PICKUP PR

PR記事

新着記事

CLOSE

Q 取材リクエストする

取材にご協力頂ける場合はメールアドレスをご記入ください
編集部からご連絡させていただくことがございます