
今回の登場人物
夕永俊介
企画部所属の30歳。鋭い視点の持ち主でデータ分析やコンセプトデザインが得意分野。趣味はひとりキャンプと植物画。
水上芳樹
企画部所属の33歳。妥協を許さぬ審美眼の持ち主で、広報やアートディレクションでも手腕を発揮。趣味はおうちエステと観劇。
猫渕渉
42歳の企画部部長。長年の経験で築いた人脈とそつのない仕事ぶりに定評あり。趣味は読書、お酒、料理。

毎年、味が違うため、キャッチコピーも違っており、いろいろなメディアでも取り上げられています。2017年のキャッチコピーは「豊満で朗らか、絹のようにしなやか。しかもフレッシュで輝かしい」でした。2016年は「エレガントで酸味と果実味のバランスがとれた上品な味わい」など。
猫渕
夕永
水上
個人的にはワインはお祭り騒ぎよりも、ゆったりと向き合って楽しみたいんだけどな。
夕永
ボジョレー・ヌーボーも名前は知っていますが、その実態まではなかなか……
猫渕

ボジョレーヌーボーとはボジョレー地方の新酒
猫渕
夕永
川上
川上
水上
ということは、使用されている品種も決まっているのでしょうか?
川上
ガメイという黒ブドウ品種を使用し、早く飲めるようにするための製法「マセラシオン・カルボニック」が採用されています。
このため、寝かせずにすぐ飲んでも美味しく楽しめます。
猫渕
赤ワインといえば熟成というイメージもありますが、ボジョレー・ヌーボーは例外なんでしょうか?
川上
夕永
価格はどうでしょうか?
コンビニでも買えるので手ごろなイメージはありますが。
水上

川上

猫渕
それはすごいですね。
川上
水上
川上
夕永
川上

猫渕
日本でよく飲まれる赤ワインとは少しイメージが違うんですね。
川上
しかし、初心者の人が飲む場合は、温度管理や空気を含ませながらデキャンタに注ぐという手順が大変で、さらに飲み頃には達していない若いワインを開けてしまうと渋さや苦味が際立っており美味しく飲めないため、実はハードルが高い存在です。
水上
夕永
川上
猫渕
川上
バブルの真っ最中で、高級ワインブームと同時に人気が高まりました!

猫渕
川上
夕永
川上
毎年、解禁日の0時を待って、多くの人が各地でパーティーを開くという騒ぎになっているのはご存じの通りです。

水上
川上
輸入量については2004年が最大で、現在ではその半分ほどになっています。
また、ボジョレー・ヌーボーを過度に称賛したメディアに異を唱えるソムリエの中には、あえて飲まない、そしてお客様のためを思って売らないという人もいます。
猫渕
個人的には、毎年季節の風物詩として楽しませてもらってますよ。
夕永
今年はどうなんでしょうか?
川上
おすすめの種類とは
川上
夕永
川上
女性に人気なアンリ・フェッシ。去年は「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー・アンフォゲッタブル」と「ルージュ・バブルス・ヌーヴォー」を飲みました。
川上
実は毎年飲んでいたもののボジョレー・ヌーボーに対してあまりいい印象がなかったので、こんなに美味しいボジョレー・ヌーボーあることが驚きでした。

猫渕
ぼくも探してみようかな。
川上
<タイユヴァン>
パリの三ツ星ホテル「タイユヴァン」がリリースしているもので、昨年は「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー ヴィエイユ・ヴィーニュ」を飲みました。
川上
驚くほどフルーティーでコクがあり、ボジョレー地区で最高級の品質を誇るクリュ・デュ・ボジョレーに負けないほどの味わいでした。多くの人から高い人気があります。
猫渕
そんなボジョレーヌーボー、おすすめのおつまみは軽め
夕永
川上
水上

川上
猫渕
そうはいっても、温度など気をつけるべきところはありますか?
川上
温度が高過ぎるとぼやけた味になり、低すぎれば酸味や苦味が際立ってしまうことにも……
夕永
川上
水上
ふふ、今年のボジョレー・ヌーボーが楽しみになってきましたよ。
川上
今年の解禁日をより楽しく過ごせることを願っています。
猫渕
さて、まだ予約は間に合うかな?