ビッ「グ」カメラではなくビッ「ク」カメラです――。先日、家電量販店ビックカメラの店舗のツイッターアカウントがこんな内容のツイートをしました。企業アカウントの間で多用されている「#あなたに聞いてはいけないこと」に乗っかったものですが、なぜビックカメラという社名になったのでしょうか? 広報担当者に理由を聞きました。


ラゾーナ川崎店のつぶやき
今月11日、ビックカメララゾーナ川崎店のツイッターアカウントが、こんなつぶやきを投稿しました。
いいえ『ビックカメラ』です
この投稿に対して、「いまだにビッグカメラという人がここにいます」「確かにビッグの方が発音しやすいといえば発音しやすいからなぁ」といった反応が寄せられています。
#あなたに聞いてはいけないこと
— 🎃ビックカメラ ラゾーナ川崎店【公式】🎃 (@Bic_kawasaki) 2018年10月11日
『あ!ここ「ビッグカメラ」でしょ』
( ´-`2).。oO(いいえ「ビックカメラ」です)#ビックカメラ #ビッカメ娘 pic.twitter.com/wQwY2b47Ed
ホームページに解説が
たくさんの企業ロゴがデザインされたビックカメラの紙袋を見ると、英語で「biccamera」と書かれていることからも、bigではなくbicであることがわかります。
カメラ及び関連商品の販売会社として1978年に創業した会社なので、社名にカメラが入っていることは納得ですが、bicは何に由来するのか?
ビックカメラのホームページを見ると、このように解説していました。
「大きい(Big)」の意味を持つ一方、ただ大きいだけでなく中身を伴った大きさ、という意味もあります。
「限りなく大きく、限りなく重く、限りなく広く、限りなく純粋に。ただの大きな石ではなく、小さくても光輝くダイヤモンドのような企業になりたい」という希望をこめて、「ビックカメラ」と命名しました。

広報担当者に聞きました
なぜバリ島のスラングを採用することになったのか? 広報担当者に尋ねると、こんな答えが返ってきました。
「かつて創業者がバリ島を訪れた際に、現地の方から『Bic』の言葉の意味を伝えられ、非常に感銘を受けたことがきっかけと聞いております」
ツイートを通じて正しい社名が伝わったことについては、「SNSからの発信が、弊社のことを知っていただくきっかけになっており喜ばしく感じます」と話していました。