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独身証明書って何?どうやって取得するの?
婚活に必須!役所で見るあの「独身証明書」 以前は国際結婚で急増
独身証明書というものが世の中にあります。独身であることが公的に証明される優れもの。しっかりした婚活では提出が義務づけられ、既婚者の入り込む余地がありません。この独身証明書が広まっています。昔は戸籍抄本を渡していたようですが、なぜ独身証明書が生まれたのか、実際に取得してみながら調べました。
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独身証明書って何?どうやって取得するの?
独身証明書というものが世の中にあります。独身であることが公的に証明される優れもの。しっかりした婚活では提出が義務づけられ、既婚者の入り込む余地がありません。この独身証明書が広まっています。昔は戸籍抄本を渡していたようですが、なぜ独身証明書が生まれたのか、実際に取得してみながら調べました。
独身証明書というものが世の中にあります。独身であることが公的に証明される優れもの。しっかりした婚活サービスでは提出が義務づけられ、既婚者の入り込む余地がありません。この独身証明書が広まっています。なぜ生まれたのか、26歳独身の記者が、実際に取得してみながら調べました。(朝日新聞デジタル編集部・影山遼)
50歳まで一度も結婚したことがない人の割合である生涯未婚率は、2015年の国勢調査で男性23%、女性14%と過去最高を更新しました。
そんな折、東京都内の区役所で見かけた独身証明書の存在が気になるという話が同僚から寄せられました。一体何に使うのでしょうか。調べてみると、独身証明書の役割として、民法732条の「重婚の禁止」の規定に抵触しないことを証明してくれます。そのため、婚活に提出を義務づけることで、結婚の意思のない「サクラ」も限りなく少なくなくすることができます。
過去の記事を見ていくと、1990年代には、外国で国際結婚の手続きをする時に「独身であることの証明」を求められることが多く、日本大使館や領事館で独身証明書を発行していました。正式には「婚姻要件具備証明書」という仰々しい名前です。
さらに、昔は結婚相談所などに入会する際、独身であると示すため戸籍抄本の提出を求められることが多かったです。ただ、これですと余分な情報が多い。その後、プライバシーへの配慮から情報量を抑えた書面があればいいとのニーズが高まり、独身証明書を発行する市区町村が増えました。
市区町村によって書式は異なりますが、氏名・生年月日・本籍地(市区町村名まで)のみが書かれたシンプルなものです。
取得の方法について詳しく見ていきましょう。独身証明書の取得方法を詳しく紹介している「Meeting Terrace」のサイトを参考にしています。40歳以上のパートナー探しを手助けする会員制サービスのMeeting Terraceでは、会員同士が安全にパートナーを探せるように独身証明書の提出を義務づけています。
まず、直接手に入れたい場合、本籍がある市役所や区役所、町村役場の窓口で申請ができます。むしろ本籍のあるところでしか申請ができません。申請には運転免許証などの本人確認書類が必要です。
ただ、遠方にいる場合などは郵送でも申請できます。必要なのは4種類。本人確認書類のコピー、発行手数料(150〜400円ほど)、返送用封筒、申請書を本籍がある市役所や区役所、町村役場に送ります。1週間ほどしたら手元に届くことでしょう。記者は福島市に申請して、都内の家に3日ほどで届きました。
Meeting Terraceの担当者は「戸籍抄本だと他の情報も載っていて提出しにくい方も、重婚していないということを独身証明書だけで証明できます。ただ、みなさん存在を知らないのですよね…」と話します。
実際にもらいにいった記事などもネット上には存在しています。記者は郵送で手に入れたのでもちろんですが、対面でも「意外と恥ずかしくなかった」という声が多数聞かれます。一度取得してみてはいかがでしょうか。
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