MENU CLOSE

話題

TOKYO FM WORLDさんからの取材リクエスト

海外にはどんなこどもの遊びがあるのですか?



世界の個性的すぎる「子どもの遊び」インドネシアの爆笑ペン入れ競争

インドネシアのベタな子どもの遊び「ペン入れ競争」をやってみた
インドネシアのベタな子どもの遊び「ペン入れ競争」をやってみた

目次

取材リクエスト内容

海外にはどんなこどもの遊びがあるのですか?日本のような「だるまさんがころんだ」「フルーツバスケット」とかあるでしょうか? TOKYO FM WORLD

記者がお答えします!

 子どもの頃、夢中になっていた「ベタな遊び」ってありますよね。海外ではどうなんでしょうか? 「だるまさんがころんだ」「フルーツバスケット」などなど、世界の「ベタな遊び」について調べてみました。

【PR】手話ってすごい!小学生のころの原体験から大学生で手話通訳士に合格

フランス発祥「ペタンク」

 まずフランス。まっさきにあがったのが「ペタンク」です。実は日本にも競技団体があるほど親しまれています。

 日本ペタンク・ブール連盟によると、「ペタンク」は1910年に南フランスの港町ラ・シオタで生まれたボールスポーツ。発祥国フランスでは500万人以上がプレーを楽しんでいるそうです。

 手のひら大の金属球を6~10メートル離れた目標球に向けて投げ、いかに近づけられるかを競います。金属球は重さ650~800グラム。相手の球をはじき飛ばしたり、投げづらい場所に球を置いて邪魔したり。「カーリング」に似ています。

 映画監督の故・伊丹十三(いたみじゅうぞう)さんが日本に広めたというのが定説になっています。

スペインのベナルマデナでペタングをする人々=ロイター
スペインのベナルマデナでペタングをする人々=ロイター
金属球を目標球に寄せて得点を競うペタンクはフランス発祥(はっしょう)のスポーツ。映画監督(かんとく)の故・伊丹十三(いたみじゅうぞう)さんが日本に広めたというのが定説だ。
2016年8月27日:(いちからわかる!)なじみのない競技も五輪に立候補したんだね :朝日新聞紙面から
発祥の地・フランスではサッカーの次に人気があるとも言われる「ペタンク」。昨年のアジア選手権の日本代表メンバーとダブルスを組み、埼玉県内の公園で対戦させてもらった。手のひら大の金属球を6~10メートル離れた目標球に向けて投げ、いかに近づけられるかを競う。金属球は重さ650~800グラム。相手の球をはじき飛ばしたり、投げづらい場所に球を置いて邪魔したり。「カーリング」に似ている。水をすくうように手のひらに球をのせ、そのままくるっと手首を返して下から放り投げる。バックスピンをかけるため、この独特の投げ方をするのだという。
2015年6月20日:新顔競技、やってみた 東京五輪・追加エントリー:朝日新聞紙面から

韓国の正月の定番「ユンノリ」

 韓国には、正月に家族や親戚が集まって一緒に楽しむ「ユンノリ」というゲームがあります。韓国人なら誰でも経験のある娯楽で季節の風物詩になっています。

 すごろくに似た簡単な遊びで、「ユッ(4本の丸い棒)」と「ユンノリ板」、「ユンマル(駒)」があればどこでもできます。

 4本の細い棒「ユッ」を投げ、落ちた時の表裏の状態に応じて駒を進め、先に全部回った方が勝つ、すごろくに似た遊びです。

 「ユッ」を投げて現れる様々な数によって盛り上がり、多くの人が一斉に楽しめるゲームで、誰もがハマってしまう面白さがあるそうです。

韓国の旧正月の伝統遊び「ユンノリ」=福岡市博多区の韓国観光公社で
韓国の旧正月の伝統遊び「ユンノリ」=福岡市博多区の韓国観光公社で 出典: 朝日新聞
正月に家族や親戚が集まって一緒に楽しむ「ユンノリ」は、韓国人なら誰でも経験のある娯楽で季節の風物詩だ。すごろくに似た簡単な遊びで、ユッ(4本の丸い棒)とユンノリ板、ユンマル(駒)があればどこでもできるが、ユッを投げて現れる様々な数が興を添え、またくやしい思いすらさせる。多くの人が一斉に楽しめるゲームなので誰もがハマってしまい、盛り上がる。
2015年1月31日:(釜山かいわい)投げてハマる正月娯楽:朝日新聞紙面から

カンボジア「相当難しい」鬼ごっこ

 カンボジアには、円を描いてその中にメンバーが入る鬼ごっこがあります。

 日本の鬼ごっこと違うのは、鬼が目をつぶること。さらに常に片足で飛びつけること。

 参加人数によって鬼が2人になることもあるそうですが、経験した日本人の女性によると「つかまえるのは相当難しい」そうです。

水田で遊ぶカンボジアの子どもたち=ロイター
水田で遊ぶカンボジアの子どもたち=ロイター

「100回ぐらい練習した」インドの「ギリダンダ」

 インドには「ギリダンダ Gilli-danda」という遊びがあります。クリケットのルーツと言われています。

 ギリと呼ばれるボールを、ダンダという名のバットで打ちます。

 地面に置いたギリの端をダンダをたたいて空中にはね上げ、もう一度ダンダで打って飛ばします。

 ギリとダンダは、落ちている木を切ったり削ったりしてを作ることもでき「お金がかからない」遊びになっています。

 男の子の遊びとして知られており、特に決まったルールはなく、飛距離で勝敗を決めたり、ベースを置いて野球のような遊び方をすることもあるそうで
す。

 ただし、最近は、ギリダンダで遊ぶ子どもたちは少なくなっているとか。ギリは木片なので家の窓を割ってしまう可能性があり、最近は家がたくさん建って遊ぶ場所がなくなっているそうです。

 インドのチェンナイで生まれ育った東京都江戸川区在住のインド人男性(40)によると「7、8歳のころに初めてやりましたが、11歳くらいになるとクリケットをするようになりました」と振り返ります。

 ギリを打つのが難しく「100回ぐらい練習した」と明かします。

 「うまくギリを打って遠くに飛ばすのが気持ちよかった。うまくヒットすれば50~100メートルぐらい飛びます」

ギリダンダで遊ぶ子ども=ロイター
ギリダンダで遊ぶ子ども=ロイター

爆笑の「ペン入れ競争」

 インドネシアには「ロンバ、ムマスカン、ペンシルカン(ペン入れ競争)」と呼ばれる遊びがあります。

 これは、腰にひも巻いて、ひもからペンをぶらさげ、手を使わずにペンをコーラーなどの缶に入れる遊びです。


【動画】インドネシアのペン入れ競争やってみた

 実際にやってみたところ、ちょっと恥ずかしい格好で四苦八苦するのが笑いを誘います。

 現地では何人かが一緒にパン食い競争のように早さを争うそうです。

関連記事

PICKUP PR

PR記事

新着記事

CLOSE

Q 取材リクエストする

取材にご協力頂ける場合はメールアドレスをご記入ください
編集部からご連絡させていただくことがございます