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ネットの話題

「中国のガッキー」インスタで話題沸騰 モデルや歌手のオファーも

新垣結衣さんに似ていると話題になった中国・上海に住む大学生の栗子さん(22)。日本での反響を意識してか、日本語を使った投稿も(写真を12日更新しました)
新垣結衣さんに似ていると話題になった中国・上海に住む大学生の栗子さん(22)。日本での反響を意識してか、日本語を使った投稿も(写真を12日更新しました) 出典: 栗子さんのインスタグラム

目次

 大ヒットドラマ「逃げ恥」の主演などで知られる女優の新垣結衣さんに似ていると、インスタグラムである中国人が話題になっています。中国・上海に住む22歳の大学生「栗子」さんです。インスタにアップする写真には、「ガッキーにしか見えない」「めっちゃガッキーですね」などのコメントが集まり、フォロワー数がここ数日で急増しています。「彼女を意識しているわけではありませんが、日本のドラマやファッションが好きなので、すてきな女優さんに似ていると言われてうれしいです」。反響を受けて、中国の会社からモデルや歌手のオファーも受けたという栗子さんに、話を聞きました。

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龙梦柔 栗子さん(@lializiko)がシェアした投稿 -

小栗旬さんのファン

 栗子さんは中国の湖南省生まれ。本名は龍夢柔(ロン・モンロー)で、栗子はネット上でのハンドルネーム。俳優・小栗旬さんのファンで、「栗」という文字を取ったそうです。

 好奇心が旺盛だという栗子さんは、中学生だった2011年に中国版ツイッター微博を始めました。その後、上海の大学に進学し、より広い世界を知りたく、海外の情報を収集するために、インスタやツイッターも始めたそうです。ただしアカウントはあくまでも個人でやっているので、昨年4月時点のインスタのフォロワー数は800人ぐらいしかいなかったそうです。

昨年4月時点のフォロワー数は800だったが、現在は5万弱にまで急増している
昨年4月時点のフォロワー数は800だったが、現在は5万弱にまで急増している 出典: 栗子さんのインスタグラム

フォロワー数急増に驚き

 新垣さんに似ていると初めて指摘されたのは2013年。中国の友人に「似ている」と言われたそうです。今では、「ガッキー笑いをしてみて」と言われることもあるそうです。

 昨年10月時点で1万4千ほどだったフォロワーが急増したのは今年に入ってから。10日夜の時点では、5万弱まで増えています。日本語でのコメントが増えていることから、日本でも話題になっていることを感じていたという栗子さん。「有名かつ、きれいな女優さんに似ていると言われることは、とてもうれしいです」と反響を喜んでいます。

 ただし栗子さんは、「意識的にガッキーをまねしているわけではありません」とも明言しました。「日本のドラマやファッションが好きで、日本にも何回か行っているので、その影響が出ているのかもしれません」。

 栗子さんは2015年、中国のオーディション番組でグランプリに輝いたことがあり、その時は微博のフォロワー数が増えたそうです。ただし、今回の急増は「4日ぐらい前から急に増えて。特に何かアピールしたわけでもないので驚いています」と栗子さんも想像していなかったと言います。話題になったのを受けて、中国の会社からはモデルや歌手などの仕事のオファーもあったそうです。

友人に頼まれて「ガッキー笑い」をすることもあるという栗子さん
友人に頼まれて「ガッキー笑い」をすることもあるという栗子さん 出典: 栗子さんのインスタグラム

日本のドラマが大好き

 中学生の時から日本のドラマが好きな栗子さん。最も好きなのは、松本潤さんや小栗旬さんなどが出演した『花より男子』で、中学生のころから、小栗さんのファンなのだそうです。

 その影響もあって、ずっと日本を訪れたかったという栗子さん。大学生になり、やっとその夢が実現しました。

 最初は旅行ですが、その後、アルバイトで中国のECサイト「タオバオ」のモデルにもなり、仕事としても数回来日しました。そこから日本語も勉強し始めています。日本語について、「日常の簡単な会話程度で、まだ上手ではありませんが、頑張っています」。お気に入りの場所は「江の島」だそうです。

新垣結衣さんに似ていると話題になった中国・上海に住む大学生の栗子さん
新垣結衣さんに似ていると話題になった中国・上海に住む大学生の栗子さん 出典: 栗子さんのインスタグラム

日本人の親切さに感動

 栗子さんは来日する度に感じる、「日本人の親切さ」についても話してくれました。

 「小さなお店であめを買おうとしたとき、ちょうど買いたい味が売り切れていたんです。その時、店員さんが倉庫まで行ってあめが残っているかを15分ぐらいかけて確認してくれました。100円ほどの商品ですが、店員さんが親切に対応してくれて、感動しました」

 さらに、花屋やパン屋の店員、地下鉄の清掃員たちの働きぶりを見て、「日本人は自分の仕事に対し誇りややりがいを持っていて素晴らしい」と学んだそうです。

 大学では経済を学んでいますが、将来についてはまだ決まっていないようです。最後に「また日本に行きたい」と話してくれました。

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