コラム
結婚ラッシュさんからの取材リクエスト
「結婚式のゲストは白色のドレスNG」というような結婚式のマナーはどのように決まるのでしょうか。
結婚式の招待客、意識しちゃう「白ドレスNG」 マナーどう決まる?

取材リクエスト内容
人の結婚式に参加するときは白い服を着てはいけない、というマナーは親の世代(今の50代)にはなかったようです。
こういうマナーは誰が作って、いつから広まったのでしょうか?
というか結婚式の服はマナーが多すぎて、みんな黒のワンピースばかりです。これでは新婦も嬉しくないと思うのですが… 結婚ラッシュ
記者がお答えします!
結婚式のマナー、気になって検索したことはありませんか? スーツや礼服を来て出席することが多い男性ゲストはあまり気にすることがないかもしれませんが、女性ゲストにとってドレスは悩みのタネ。招待状が届くとまず「何を着ていこう」と考える人もいるのではないでしょうか。「招待されたゲストは白色のドレスを着てはいけない」というマナーは有名ですが、昔からあったものではないそうです。真っ白なゲストはいない
SNS無精になった私のFacebookページに表示されているのは、タグ付けしてもらった友人の結婚式の写真たち。誰が気にする訳ではないけれど、違う場所なのにいつも同じ服装なのはなんだか気分が上がりません。新調するにもドレスも安いものではないし、写真もたくさん撮るので自分に似合うものを選びたいですがマナーも多い……すっかり困ってしまいます。
10月のある日、都内のホテルで行われた友人の披露宴に参加しました。友人や会社の先輩など、女性の参列者16人のドレスの色をチェックしてみました。
やはり披露宴のゲストで「白」って、避けた方がいいのでしょうか。
「白く見える?」問い合わせも
「淡いピンクのドレスなども、写真を撮ったときに白く写らないか、というお問い合わせをいただくことがあります。やはりゲストとして安全な色を選びたいという思いもあるのでは」

「白ドレス」はダメ、もともとあったの?

「もともとあったマナーだという認識はありませんが、具体的にいつ頃、認識が広まったマナーだという点については分かりません。
『白い服を着てはいけない』マナーの理由としては、『花嫁さんと被るのは良くない』という点が挙げられていますが、最近ではゲストに白をドレスコードに設定する花嫁さんもいらっしゃるので、結婚式におけるマナーのトレンドも日々、変わってきていると考えます」
「一般的に言われるマナーの定義が結婚式にも踏襲されているという点はあるものの、基本的には『その場にいる人に違和感・不快感』がなければ結婚式のマナーとして問題ないと判断されると考えています。
たとえば、オフィシャルな場でビーチサンダルやデニムは一般的に服装マナーとしてNGと認識されていますが、最近の結婚式では新郎新婦自らドレスコードにしていたりする事例もあります」

「ワンピの魔法」の担当者によるとドレスの人気は季節によって変わるといい、秋冬はワインレッドや濃いグリーンなど、深みのある色の注文が増えるといいます。「他のゲストとのかぶりも気になる場合は、イエローやオレンジなどにも挑戦してみては」と話しています。