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夜空のポスター、フラッシュ撮影で花火に! 全国の82発を渋谷で再現
東急田園都市線の渋谷駅で開催されている「花火大会」が、ツイッター上で話題になっています。
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東急田園都市線の渋谷駅で開催されている「花火大会」が、ツイッター上で話題になっています。
【ネットの話題、ファクトチェック】
東急田園都市線の渋谷駅で開催されている「花火大会」が、ツイッター上で話題になっています。大会といっても本当に打ち上げるわけではありません。長さ14メートルの夜空を写したポスターの前で、スマホを使ってフラッシュ撮影すると、その瞬間だけ花火が浮かび上がる仕組みです。「47都道府県の82大会で使われた花火の写真を使っています」と話すNTTドコモの担当者に話を聞きました。
今月5日、「フラッシュつけて撮影すると花火が見える広告マジですげえ」という文言とともにツイッター投稿された2枚の画像。
1枚目は真っ暗な夜空のポスターで、「関門海峡花火大会」「広島みなと 夢 花火大会」など、いくつもの大会名が縦書きで並んでいます。
2枚目は、夜空一面に花火が打ち上がっていて、大会名の下には、先ほどはなかった地元を代表する建物なども写っています。
この投稿に対して、「どこですか?」「今朝見かけました。そんな仕掛けがあったとは」といったコメントが寄せられ、リツイートは1万、いいねは1万8千を超えています。
東急田園都市線・渋谷駅の広告スペースに掲出されているこのポスター。「世界初 スマホ花火大会」と名付けられた、NTTドコモの企画です。
「忙しくて花火大会に行きそびれてしまった方や、楽しみにしていた花火大会が中止や延期になってしまった方へ、『スマホ花火大会』を通して、この夏をしめくくる“撮っておきの思い出づくり”を応援したいと企画しました」
そう話すのはプロモーション部の曽根新さんです。
ポスターに使われているのは「Rainbow Film」と呼ばれる印刷技術。フラッシュの光に反応して、目に見えていないビジュアルをカメラに表示させる仕組みです。カメラだけでなく、フラッシュが光った瞬間は肉眼でも花火を確認できるそうです。
しかし、なぜドコモが花火大会のポスターなのでしょうか? その理由について曽根さんは、こう説明します。
「これまで、『100名山の山頂でもつながります』『離島でもつながります』といったエリアの広さをアピールする広告が多かったので、今回は『どんなに混み合う花火大会でも快適なネットワークを実現できます』というメッセージを発信したかったんです」
あらかじめ広告に使えるテクノロジーをいくつかピックアップした中にあったのが「Rainbow Film」。それを花火大会のアイデアと結びつけることで、今回の企画が実現したそうです。
14メートルのポスターに現れる82発の花火は、全国47の各都道府県で実際に打ち上げられた時の写真を使っています。この点については「東京だけでなく、日本全国で快適なネットワークを実現し、人と人、想いと想いをつなげていきたいという思いを込めました」とのことでした。
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ポスターの掲出は9月10日(日)まで。場所は東急田園都市線・渋谷駅B1Fの道玄坂方面コンコースです。
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